丁度土日に休みが重なり、長野のアルファロメオ乗り仲間のASFの忘年会に参加してきました。
今回、新潟県の能生の旅館に泊まりで忘年会ということで、折角新潟まで行くので何か出来ないかな?と模索していてあることを思い出しました。
来春北陸新幹線が開業することにより、廃車になる車両、廃止になる列車があります。
そして並行在来線はJRから第3セクターに。
それらに乗る旅をプランニングして忘年会の日の昼間に回ることにしました。
ということで夜中に出発して向かうは糸魚川。
1週間前の地震の影響を心配しましたが、R148の土砂崩れ不通区間の迂回以外は問題なく、夜明け前の真っ暗な糸魚川に到着。
駅の周囲を徘徊していたら、

新しく出来た新幹線駅の下にキハ52が。
調べたら前日に金沢から陸送された、元大糸線を走っていた156号機でした。
確か元は首都圏色だったような・・・。
そこから北口に向かい、

ヒスイ王国館の駐車場にワークス号を駐車。
ここから乗り鉄旅スタートです。
最初に乗るのは糸魚川6:36発526M。

懐かしいデカ目の国鉄急行型車両。
ここ北陸線の金沢−糸魚川間しか今は走っていない475系電車です。
でも基本、金沢−黒部間の運用がメインで朝晩の1本だけしか糸魚川に来ません。
その朝の1本のために早起きしてここまで来てみました。

車体銘板を見ると、昭和42年製。“日本国有鉄道”の文字が泣けます。
この列車、金サワ所属A18+A19編成6連で、

JR西日本お約束の連結面点灯(以前に連結面に乗って無賃乗車という事件があり、危険防止目的)。
車内に入ると、

急行型らしいズラっと並ぶボックス席ですが、普通列車用に格下げされた時に両端デッキ付近はロングシート化されてます。
JR東日本の車両のように硬質ウレタンシートに交換されていないので、シートのかけ心地は最高!
MT54モーターのうなり音を楽しみ1時間程で魚津に到着。

ここで475系とはお別れ。
次も国鉄型車両、

485系の特急北越1号に乗車です。
ただしこれは新ニイのリニューアル車R25編成。
これで糸魚川に戻り、1時間近く待って次の列車に乗るためホームに。

向かいのホームに入ってきたのは、この辺りの普通列車ではメジャーな413系。
その中でもサハ455改造のクハ455 701が入った珍しいB04編成。
そして私が乗るのは529M、

B09編成。
この413系は国鉄時代に先程乗った475系の前身451系急行型の機器を流用し、車体だけ新製した車両。
見かけだけだと115系のような近郊型のただの2ドア車と思ってました。
が、乗ってみたら115系とは別物!
台車が元車のものなのでエアサス、コイルバネの115系に比べて快適。
そしてシートも元車のボックス席を流用なのでクッションが良くて快適。あの尻が痛くなる115系リニューアル車なんて比較になりません。
そんな529Mが糸魚川を出るとすぐ右側に、

えちごトキめき鉄道ET122型が。
来年3月からこの路線を走る列車はこのディーゼルカーになります。
そして次の梶屋敷駅の手前にはデッドセクション(死電区間)が。
架線電源が交流20000Vから直流1500Vに切り替わるのですが、国鉄型車両はMGが停止するので室内灯が消えます。これもディーゼルカーになると見れなくなります。
で、次の降車駅は直江津。

ここで30分程乗り換え待ちです。
隣のホームまで行くと、

JR東日本からJR貨物に譲渡されたEF510北斗星色が牽く貨物と長野の189系が。
そしてそのホームの反対側には、

快速「越乃Shu*Kura」が。
あ〜あ、ワークス号で来てなければ乗りたかった。
なんせ中ではいろんな日本酒楽しめますからねぇ。
おまけに今回のプラン立てていて、この列車使うと乗り換えも減って良かったのですが・・・。
越乃Shu*Kuraを見送った後、ホームで駅弁を購入。
すると次の列車がやって来ました。

快速くびき野3号。
あれ?これも485系リニューアル車R28編成!!
てっきり快速には非リニューアルのT編成が入ると思ってたのですが。
まあシートも良くて快適なのでよしとしますか。
無事に自由席に座れたので、

直江津で買った駅弁を。
なんとかグランプリ優勝とか言ってたけど味は・・・。
1時間程の乗車で先行する越乃Shu*Kuraに追いついて長岡に到着。
ここから人生初の上越新幹線乗車。

MAXとき322号はE4系。
二階の自由席に乗りましたが、3+3席は狭い!そして東海のN700A乗った後だと揺れが酷い!
まあ20分の我慢です。
次の降車は越後湯沢。
来春北陸新幹線開業時に廃止になる、

特急はくたかに乗り換えです。
はくたか10号は増結無しの681系6両JR西日本車でした。
越後湯沢を出て六日町を通過すると北越急行線に。
トンネル内で狭軌160Km/hを体感。
確か681系には北越急行所有車もあるそうなので、新幹線開業後も直江津−越後湯沢間で運用すれば、新幹線駅から離れた人のニーズは取り込めそうな気もするんですけどね。
というわけで49分で直江津着。
ここで駅を出て上越の街を散策。
本当はランチしようと思い、ASFの上越出身者におすすめ店を聞いておいたのですが、どこも13時半には閉まってしまっていて食事にはありつけず。
次の列車まで時間もかなりあったので駅近くの小さなカフェで時間潰し。
ママとお客との雑談で楽しめました。
そして再び直江津駅へ。
最後に乗るのは、

ビンボー色じゃない北陸色の413系B06編成556M。
快適な旅を楽しんで、

糸魚川で下車。
お尻も痛くならない快適な旅でした。
その後はワークス号で能生に向かい、海の幸堪能の忘年会の楽しい一夜を過ごしました。

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