今週末、息子が幼稚園から借りてきた絵本は
『ちからたろう』でした。

これまで借りてきていた絵本はわりと最近の作品が多かったのですが、私が子どもの頃にも親しんだ昔話の絵本を借りてきたので、少し驚きました。
子どもの頃を思い出し懐かしく感じながら読んだのですが、方言が多いので、読み聞かせは少し難しかったです。
途中、途中で方言の説明をしながら話したのですが、ちゃんと理解してくれているかどうか不安・・・
また、擬音語が多いので、読み手の力量が問われますね。
思わず、
"まんが日本昔ばなし"の
市原悦子さんと
常田富士男(ときた ふじお)さんのコンビで聞かせてやりたいなあ・・・などと思ってしまいました。
それから、
田島征三さんの荒々しくて力強い絵がとってもイイ。この物語にピッタリだと改めて感じました。

それでは、肝心の物語について少し紹介しておきます。
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貧しいじいさまとばあさまが久々に風呂に入ると、こんび(垢)がでるわでるわ。
子どものいないふたりは、こんびを集めて小さな人形をつくり
"こんびたろう"と名づけました。
"こんびたろう"はご飯をどっさり食べて、いつか百貫目の金棒を持った、大きくて力強い若者になり、
"ちからたろう"と改名して、どんくらい人の役に立てるか試しに旅に出ます。
"ちからたろう"は、旅の途中で出合った
"みどうっこたろう"と
"いしこたろう"と一緒に旅を続け、ある町に辿り着き、そこに現れる怪物と対決する・・・という物語。
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垢から作った人形が人間になってしまうっていうのは、やや不気味な感じがしないでもないですが、その後の展開はオーソドックスな日本昔話的で安心できる内容です。
たまには日本の昔話もイイですね。

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