一泊二日で東京出張に行ってきました。
移動中と就寝前の時間を利用して、、、
"モーリス・ルブラン"の
『バーネット探偵社』を読みました。

"アルセーヌ・ルパン"シリーズの一篇なのですが、他の作品とは少し趣向が異なり、
"アルセーヌ・ルパン"が怪盗としてではなく、
"ジム・バーネット"という探偵に扮して登場します。
「一切料金はいただきません」という看板を掲げ、依頼者からは料金を取らないものの、事件を解決する中で巧みに関係者(悪党)から調査料以上の報酬を受け取る(ピンはねする?)という痛快な物語です。
以下の8つのエピソードから構成されています。
■水は流れる (Les gouttes qui tombent)
■ジョージ王のラブレター (La lettre d'amour du roi George)
■バカラの勝負 (La partie de baccara)
■金歯の男 (L'homme aux dents d'or)
■十二枚の株券 (Les douze Africaines de Bechoux)
■偶然が奇跡をもたらす (Le hasard fait des miracles)
■白い手袋…白いゲートル (Gants blancs...guetres blanches...)
■ベシュ、ジム・バーネットを逮捕す (Bechoux arrete Jim Barnett)
「白い手袋…白いゲートル」では、相棒?のベシュー警部の大事なモノまで奪ってしまいます。
なかなか憎い役柄ですね。
少年時代、、、
探偵小説をワクワクしながら読んでいた頃の感覚が少し蘇ってきて、とても楽しく読めました。
ъ( ゚ー^)

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