"NUOVO CINEMA PARADISO"
先日、久しぶりに観たくなり、LDを引っ張り出してきました。
もう何度も観ているので、オープニングのベランダ越しに見える美しい地中海のシーン(このシーンもお気に入りです)を見ただけで、ストーリーが蘇ってくる感じがしますね。
LDで3面構成なので、途中、2回も中断されるのはツライところですが、124分があっという間ですね。
「アルフレード」の葬儀のシーンで、
「アルフレードの奥さん」から
「アルフレードはあなたのことが大好きだったのよ」と言われるシーンは、いつ観ても目頭が熱くなってしまいます。
というか、観かえしてみると、最後の20分は目頭が熱くなるシーンが満載でしたね。
特に印象深いのは、
「アルフレード」の形見のフィルムがスクリーンに映し出されるシーンですね。
カットされたキスシーンが連続するエンディング… キスシーンで泣けるなんてねぇ。
それから、忘れちゃいけないのは
「エンニオ・モリコーネ」の音楽。
これがムッチャ良い。この音楽があったからこそ、これだけの素晴らしい作品に仕上がったんじゃないかと思います。
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シチリアの小さな村にある映画館パラダイス座。
そこで青春時代を過ごした映画監督
「サルヴァトーレ」が、当時、慕っていた映写技師
「アルフレード」の訃報を聞き、故郷に帰ってくる。
そして、少年時代、青年時代の思い出に浸っていた
「サルヴァトーレ」が受け取った
「アルフレード」の形見には、映画への愛と
「アルフレード」の想いがぎっしり詰まっていた……。
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「ジュゼッペ・トルナトーレ」監督、弱冠29歳の作品なのですが、とても20歳代の監督が撮った映画には思えませんよね。
次の作品
「みんな元気」もそうですが…
「ジュゼッペ・トルナトーレ」監督って、きっと映画ヲタクなんだろうなぁ… と思います。
3時間完全オリジナル版を劇場で観たことがありますが、ずいぶん印象の異なる作品に仕上がっていて、やっぱりオリジナル版のほうが格段に良い仕上がりですね。
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監督: ジュゼッペ・トルナトーレ
製作: フランコ・クリスタルディ
脚本: ジュゼッペ・トルナトーレ
撮影: ブラスコ・ジュラート
編集: マリオ・モッラ
音楽: エンニオ・モリコーネ
アンドレア・モリコーネ (愛のテーマ)
出演:
フィリップ・ノワレ アルフレード
ジャック・ペラン サルヴァトーレ
サルヴァトーレ・カシオ トト(サルヴァトーレ・少年時代)
マルコ・レオナルディ サルヴァトーレ(青年時代)
アニェーゼ・ナーノ エレナ
プペラ・マッジオ サルヴァトーレの母
レオポルド・トリエステ 司祭
アントネラ・アッティーリ 若き日のサルヴァトーレの母
エンツォ・カナヴァレ パラダイス座支配人
イサ・ダニエリ アンナおばさん
レオ・グロッタ 劇場の案内人
タノ・チマローサ 鍛冶屋
ニコラ・ディ・ピント 広場をうろつく男

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