「名探偵ポワロ」モノの
『ABC殺人事件』を読みました。
この前読んだ
『パディントン発4時50分』が面白かったので、連続して
「アガサ・クリスティー」作品です。
犯人からの予告通り連続殺人が実行され、被害者の頭文字がABC順、殺害現場となった町の頭文字もABC順、そして現場には必ず
"ABC鉄道案内"が残されているというミステリアスな事件が勃発する序盤から中盤。
狂人の犯行なのか、
「ポワロ」への挑戦なのか、犯罪の動機がわからずやきもきさせられます。
そして、容疑者が逮捕される終盤。
状況証拠から、読んでる方も、こいつが犯人なんだろうなぁ… と思いつつも、、、
相変わらず、犯罪の動機がわからないことから、なんかスッキリしない。
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「ポワロ」のもとに奇妙な犯人から、殺人を予告する挑戦状が届いた。
果然、この手紙を裏がきするかのように
「アッシャー夫人(A)」が
「アンドーヴァー(A)」で殺害された。
続いて
「ベティー・バーナード(B)」が
「ベクスヒル(B)」で……。
しかも現場には必ず"ABC鉄道案内"が残されていた。
アルファベット順に殺人を繰り返す犯人の意図を
「ポアロ」は必死につかもうとするが……
「ポワロ」の心理捜査が始まる!
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そして、
「ポワロ」が謎解きをするエンディング。
全く想像もしなかった意外な人物が犯人でした。
ここまで動機がわからずスッキリしなかったのは、犯人の動機を隠そうとする策略が見事に成功していたということですね。
それを解き明かした
「ポアロ」はお見事でしたねぇ。
『パディントン発4時50分』に続き、最後の最後まで楽しませてもらいました。

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