"犬神家の一族"
“角川映画”の第1回作品として1976年に製作され大ヒットした
「横溝正史」原作ミステリーを、
「市川崑」監督自らが再びメガフォンをとり完全にリメイクした作品。
昨日、テレビで放映していたので嫁さんと観ました。
名探偵
「金田一耕助」役はオリジナル版と同じく
「石坂浩二」が演じているので、安心して観れるかなぁ… と思っていたのですが、、、
前作から30年後に、若々しい青年探偵
「金田一耕助」役を、60歳代の
「石坂浩二」が演じるのは、ちょっとムリがあるような気がしましたね。
「金田一耕助」役は
「石坂浩二」に演じて欲しいという気持ちが強かったのですが、実際に観てみると、現実は厳しいと感じました。
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信州の犬神財閥の創始者
「犬神佐兵衛」が永眠した。
「佐兵衛」には腹違いの3人の娘
「松子」、「竹子」、「梅子」がおり、それぞれに
「佐清」、「佐武」、「佐智」という息子がいた。
さらに、犬神家の屋敷には
「佐兵衛」の恩人の孫娘である
「野々宮珠世」も住んでいた。
しかし、全員が固唾をのんで見守るなか公開された遺言状には、「
佐清、佐武、佐智のいずれかとの結婚を条件に、犬神家の全財産を珠世に譲渡する」と記されていた。
この予想だにしない事態に、一族の間で血で血を洗う惨劇が繰り広げられていく。
事件の調査を開始した名探偵
「金田一耕助」は、次第に犬神家の血の系譜の裏にある大きな謎を解き明かしていくのだが…。
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オジサンの
「金田一耕助」に違和感はあったものの、、、
前作を観たときのことをほとんど忘れていたので、ミステリー作品として十分楽しめました。
前作は、もっと恐ろしい作品だった印象だけが残っていたのですが、本作については、恐怖感を感じず、純粋なミステリーとして楽しめました。
こちらが歳を重ねたせいかもしれませんねぇ。
一度、原作も読んでみたいですね。
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監督: 市川崑
製作: 黒井和男
プロデューサー: 一瀬隆重
企画: 椿宜和
濱名一哉
北川直樹
喜多埜裕明
原作: 横溝正史
『犬神家の一族』(角川文庫刊)
脚本: 市川崑
日高真也
長田紀生
撮影: 五十畑幸勇
視覚効果: 橋本満明
美術: 櫻木晶
編集: 長田千鶴子
音楽: 谷川賢作
テーマ曲: 大野雄二
監督補佐: 手塚昌明
照明: 斉藤薫
製作統括: 信国一朗
榎本和友
井上雅博
調音: 大橋鉄矢
録音: 斉藤禎一
助監督: 宮村敏正
出演:
石坂浩二 金田一耕助
松嶋菜々子 野々宮珠世
尾上菊之助 犬神佐清(すけきよ)
富司純子 犬神松子
松坂慶子 犬神竹子
萬田久子 犬神梅子
葛山信吾 犬神佐武(すけたけ)
池内万作 犬神佐智(すけとも)
螢雪次朗 犬神幸吉
永澤俊矢 猿蔵
石倉三郎 藤崎鑑識課員
尾藤イサオ 仙波刑事
嶋田豪 若林久男
三條美紀 お園
松本美奈子 青沼菊乃
林家木久蔵 柏屋の九平
三谷幸喜 那須ホテルの主人
深田恭子 はる
奥菜恵 犬神小夜子
岸部一徳 犬神寅之助
大滝秀治 大山神官
草笛光子 琴の師匠
中村玉緒 柏屋の女房
加藤武 等々力署長
中村敦夫 古館弁護士
仲代達矢 犬神佐兵衛

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