「矢橋昇」の
『話す力を鍛える一日一話』を読みました。
『相手を必ず納得させる「わかりやすい説明」のテクニック』に続き、自己研鑽モードの読書です。
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日常会話から挨拶、スピーチ、会議まで、
「話力」が決め手!
このコツさえつかめば、どんなときにも自信をもって話せる。
■人前で挨拶するとき ―― "一目おかれる"話し方とは?
■会議やミーティングで ―― 効果的な意見の言い方とは?
■初対面のとき ―― 印象に残る話し方・話題の拾い方は?
■プレゼンテーションの場で ―― 主張を通しやすくするには?
■交渉の場で ―― どうやって説得力をもたせるか?
■日常会話で ―― はずむ会話、とぎれる会話の違いは?
■お祝いのスピーチで ―― 誰からも喜ばれる話術とは?
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以下の各章に分類された、具体的な108話で構成されています。
序章 「話をして楽しい人」「話をしてタメになる人」
第1章 気のきいた一言で相手の心をつかむ“秘訣集”
第2章 「言いたいこと」を一番効果的に伝える法
第3章 初対面でグッと引きつけるこの話術
第4章 「信頼される人」はこんな話し方をしている!
第5章 自分にもっと自信がつく話し方ノウハウ
第6章 お祝い・お悔やみ・お見舞い…心を伝える儀礼の言葉
第7章 この言葉を使いこなすだけであなたを見る目が変わる!
色んなコツやテクニックがあるんでしょうが、イチバン印象に残ったのは、序章に書かれている以下の内容。
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話し方はその人の内からにじみ出てくる人格や生き方そのものであり、話し方というテクニックだけを云々しても始まらないということなのです。
言葉は、まさに、その人のありのままの姿を映すものだと言えます。
正確や人柄は言うに及ばず、教養や生き方・考え方、時には、心身の健康状態までが表れてきます。
〜中略〜
したがって、話し力の向上を考えるなら、まず、自分の話しぶりそのものや、それを生み出している自分の性格や考え方、人との接し方などに目を向けてみることが必要です。
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きっとそうなんですよねぇ。
付け焼刃のテクニックで誤魔化そうとしてもダメで、結局は、自分自身を磨くことが大切なんでしょうね。
そして、本書を読んで再認識したのは、正しい日本語を使うことや日本語の豊な表現を話すことの難しさ。
諺・四字熟語・慣用句等を正しく理解しているかと言われれば自信がないし、
間違い言葉や言い間違いもありそうだし、
そもそも語彙を増やさなきゃ豊な表現もできないし、
という具合に、話すための基本となる知識が不足していることに気付くことができました。
問題意識を持って、少しずつ改善して行くようにしたいと思います。

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