"日本のいちばん長い夏"
『日本のいちばん長い日』を観ようと思っていたのですが、間違えてレンタルしちゃった
『日本のいちばん長い夏』を観ました。
『日本のいちばん長い日』と同じ
「半藤一利」関連作品だったので、間違えてレンタルしたのですが、意外と愉しめましたね。
-----story-------------
東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年、
『文藝春秋』の編集者
「半藤一利」の音頭で、東京の料亭に日本を代表する知識人、政治家、官僚らが集い、終戦の真実を語る一大座談会が催された。
終戦当時、政治や軍の中枢にいた者から、それに対するように前線、銃後で戦争の悲劇を目の当たりにし生き延びた人々まで、それぞれの視点から敗戦間際の
“長い夏”を多面的に捉えたこの座談会は大きな反響を呼んだ。
本作はジャーナリストや作家をはじめ、各界を代表する著名人をキャストとして起用し、
“文士劇”のスタイルで当時の座談会を忠実に再現していく異色ドラマ。
劇中では、座談会の再現を試みるテレビ番組の演出家を主人公に据え、座談会の模様とともに、
「半藤一利」氏や出演者当人たちへのインタビューも織り交ぜるなど重層的な構成で描き出していく。
2010年7月31日にNHKBShiの
『ハイビジョン特集』にて放映後、全国の劇場でも上映。
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『文藝春秋』の1963年8月号に掲載された座談会を再現したドラマで、この内容をもとに
『日本のいちばん長い日』が描かれたようですね。
終戦当時に政治や軍の中枢にいた人物、最前線で兵士として連合軍と闘っていた人物、銃後で市井の人々と暮らしていた人物等、外国人を含む二十八人が、それぞれの立場、視点から終戦前後の模様を語る内容を聞いていると、同じ太平洋戦争を経験した人でも、置かれた立場や過ごした場所によって、感じ方が違うことに、改めて気付かされました。
実際に俳優を演じたことのないジャーナリストの
「田原総一朗」や
「鳥越俊太郎」、作家の
「林望」、アニメ監督の
「富野由悠季」、漫画家の
「江川達也」、落語家の
「立川らく朝」など現代の文化人、知識人をキャスティングしているところも、特徴的で面白かったですね。
昭和史の勉強になりました。
観損ねた
『日本のいちばん長い日』… 今度、観たいですね。
-----staff/cast-------------
監督:倉内均
製作:與田尚志
プロデューサー:堤啓介
紀伊宗之
下温湯健
原作:半藤一利
脚本:倉内均
出演:
木場勝己 演出家
池内万作 半藤一利
キムラ緑子 楠政子
湯浅卓 迫水久常
中村伊知哉 松本俊一
青島健太 岡本季正
小田豊 吉武信
山本清 佐藤尚武
早川純一 富岡定俊
林望 大岡昇平
富野由悠季 今村均
重松収 荒尾興功
鳥越俊太郎 池田純久
立川らく朝 徳川夢声
島田雅彦 有馬頼義
田原総一朗 志賀義雄
瀬川菊之丞 館野守男
市川森一 村上兵衛
松永英晃 鈴木一
山本益博 上山春平
江川達也 会田雄次
武藤兼治 岡部冬彦
デイヴィッド・ディヒーリ ルイス・ブッシュ
柚原旬 池部良
加納竜 南部伸清
松平定知 扇谷正造
半藤一利

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