"Agatha Christie's Poirot Four and Twenty Blackbirds"
先日、NHK BSプレミアムで放映していた
『名探偵ポワロ「24羽の黒つぐみ」』を観ました。
-----story-------------
「アガサ・クリスティー」原作の人気シリーズ
「名探偵ポワロ」をハイビジョンリマスター版で放送!
画家の老人が不審死。
事件の謎を解くヒントは食事のメニューに隠されていた!
「ポワロ」がレストランでかかりつけの歯科医と食事をしていると、ウェイトレスからその店の常連客で画家の老人の話を聞く。
なんでもその老人はいつも同じメニューを頼んでいたのだが、近ごろは頼むメニューがまるで違うというのだ。
「ポワロ」はその話に興味を抱く。
その後、画家は家の階段から落ちて死亡しているのを発見される。
警察は事故死と判断するが、
「ポワロ」は不審に思い、さっそく画家の身辺調査を始める。
-----------------------
原作を読んだのは2年以上前ですが、何となくは覚えていたので思い出しながら観た感じですね、、、
歯科医の友人
「ボニントン」とレストランで食事をしていた
「ポワロ」は、ウェイトレスから、年老いた常連客で画家の
「ヘンリー・ガスコイン」の話を聞いて興味をそそられる… その客は、毎週水曜と土曜にそのレストランで食事をする習慣だったが前週の月曜に突然現れ、嫌いなはずの料理を注文したというのだ。
しかも翌日、新聞に
「ヘンリー・ガスコイン」が自宅の階段から転落死したという記事が掲載されていたことから、老人の習慣からの逸脱、そしてその死に疑問を抱いたポワロは、独自に調査を始める、、、
「ヘンリー・ガスコイン」の絵画には相当な価値があるが、世の中に出回っておらず、ほとんどは自身が保有していたことや、
「ヘンリー・ガスコイン」の双子の兄弟
「アントニー・ガスコイン」が数日前に病死していたことが判明… さらに
「ヘンリー・ガスコイン」が土曜日の夜にディナーを食べているにも関わらず胃には少量の食事をした形跡しか残っていないことから、レストランに現れた
「ヘンリー・ガスコイン」は、何者かの変装と推理する。
あとは、財産が誰に遺されるかを考えれば、必然的に犯人に行き着きますね、、、
いつも習慣的に繰り返している行動、例えば同じ曜日に同じレストランで同じメニューを頼むといった行動を常とする人物、しかも何年も同じ習慣を繰り返している老人の行動が前ぶれもなく変わる… こうした些細だが非日常的な異変が、事件解決の糸口となるという展開が愉しめましたね。
いつもと違う行動を不審に感じた
「ポワロ」の推理が冴える作品でした。
「ポワロ」が、クリケットの試合(イングランドvs.オーストラリア)に夢中になっている
「ヘイスティングス」にイラついたり皮肉を言ったりしつつ、エンディングでは試合結果の分析を説明して
「ヘイスティングス」を唖然とさせる場面も印象的でした。
-----staff/cast-------------
原作:アガサ・クリスティ
監督:レニー・ライ
脚本:ラッセル・マレー
出演:
デビッド・スーシェ(ポアロ)
ヒュー・フレイザー(ヘイスティングス)
ポーリン・モラン(ミス・レモン)
リチャード・ハワード(ジョージ・ロリマー)
トニー・エイトキン(トミー・ピナー)
ジェフリー・ラーダー(ハリー・クラーク)
デニス・ホーソーン(ボニントン)
ホリー・デ・ジョン(ダルシー・レイン)
クリフォード・ローズ(メイキンソン)
フィリップ・ロック(カッター)
ヒラリー・メーソン(ヒル夫人)
マージー・ローレンス(アイリーン・マレン)
スー・エリオット(エディス)

0