"鬼平犯科帳7"
先日、ホームドラマチャンネルで無料放映していた
『鬼平犯科帳第7シリーズ』を観ました。
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「池波正太郎」のベストセラー小説をドラマ化!
「中村吉右衛門」主演で描く大人気時代劇シリーズの第7弾!
斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官
「長谷川平蔵」。
盗賊たちには
“鬼の平蔵”と恐れられている。
しかしその素顔は義理も人情も心得た人物。
「平蔵」を主人公に、さまざまな浮世の出来事とそこに関わる配下の密偵、盗賊たちの人間模様を描く人気時代劇。(全15話)
『第1話「麻布ねずみ坂」』
指圧師
「中村宗仙」宅に、
「白子屋菊右衛門」の配下である浪人
「石島精之進」が出入りしていた。
「宗仙」は3年前、
「菊右衛門」の女
「お八重」といい仲になり、それを
「菊右衛門」に知られてしまった。3年の内に五百両払えば
「お八重」をやるという約束を信じ、
「石島」を通して金を払っていたのだが・・・。
『第4話「木の実鳥の宗八」』
「平蔵」と
「忠吾」は、見回り中に旗本
「宮口伊織」の紙入れを老人がスリとるのを目撃する。老人はかつて
「木の実鳥」と呼ばれたプロのスリで、
「宮口」の金だけを収めて紙入れを捨てていった。ところが、
「平蔵」は残された紙入れから、商家の絵図面を発見。
「宮口」が盗賊と関わりがあるのではないかと思い、探索を開始する。
『第5話「礼金二百両」』
二千石の大身旗本
「横田大学」の一子
「千代太郎」が誘拐された。それだけでなく、犯人たちは
「横田家」の家宝の刀までも奪い千両の金を要求してきた。事を内密に治めたい
「横田家」では、火盗改メ与力の
「小林金弥」を通して
「平蔵」に事件解決を依頼。
「平蔵」は
「千代太郎」誘拐の時に唯一生き残った
「横田家」家臣
「山中伊助」に目をつけた・・・。
『第7話「五月雨坊主」』
火盗改メの人相書きも手掛ける絵師
「石田竹仙」の家の外で、血まみれの男が死んだ。男は竹仙を見て
「「久兵衛どん」、10日のおつとめはダメだ」という謎の言葉を残してこと切れた。
「久兵衛」は盗賊の頭で顔は
「竹仙」にそっくりだと
「平蔵」は狙いをつける。また
「伊佐次」の情婦
「およね」は、
「竹仙」が描いた人相書きを見て、その顔に覚えがあると言い出した。
『第8話「泣き味噌屋」』
火盗改メ勘定掛同心
「川村」は、臆病者だか大の愛妻家だった。その
「川村」の妻
「さと」が、何者かによって強姦された上に殺害されるという事件が起きる。
「平蔵」たちが犯人を見つけるべく動き出し、やがて旗本
「秋元左近」を首領とする無類の一派
“風流組”が浮かび上がってきた。
「川村」は、
「秋元一派」の召し捕りを決めた
「平蔵」に、妻の仇を討つため捕り方に加えてくれと名乗り出る。
『第9話「寒月六間堀」』
「平蔵」は、
「彦十」と散歩中に、闘う準備をしている老武士を発見した。この男は、駕籠に乗り屈強な浪人に守られた金貸し
「山下藤四郎」を討とうとしたらしいが失敗する。それを見た
「平蔵」は、その老武士
「市口瀬兵衛」を助けて五鉄へ。
「平蔵」は、
「藤四郎」が殺した息子の仇を討つのだという
「瀬兵衛」の助太刀をすることになるが・・・。
『第10話「見張りの糸」』
「彦十」が兇賊
「稲荷の金太郎」一味の盗人宿をつきとめた。そこを見張るために選ばれたのが仏具屋
「和泉屋東兵衛方」。ところが主人を始めとする和泉屋の四人はかつての盗賊。そのことを知らずに、火盗改メ和泉屋の二階で見張りを続ける。やがて
「金太郎」一味が動き出した。押し込み先は何と和泉屋で・・・。
『第11話「毒」』
近頃羽振りのいい陰陽師
「山口天竜」が、スリの
「伊太郎」に懐中の物をスられた現場を
「平蔵」が目撃。
「伊太郎」を捕えると30両の大金と毒薬が見つかり、
「平蔵」は
「天竜」がそれを何に使うつもりだったかを探り始める。やがて
「天竜」が後側衆の一人
「土屋左京」の屋敷に出入りしていたことがわかり、再び
「土屋家」の求めに応じて毒薬を調達したが・・・。
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「まるっと2日間!池波正太郎時代劇 特集」として無料放送されていたんですよねー 11月23日には
『鬼平犯科帳第7シリーズ』全15話を一挙放送していたのですが、さすがに全部は観れませんでしたね、、、
その中から、所用の合間を縫って8作品を愉しみました。
どの作品も愉しめたのですが… その中でも印象に残ったのは、
「上田耕一」が悪者、善人等の一人三役をこなし、
「木村忠吾」が坊主に変装するために坊主頭にされる
『第7話「五月雨坊主」』、
「平田満」演じる勘定掛同心で臆病者の
「川村」が、妻の仇討ちを果たす
『第8話「泣き味噌屋」』、
「平蔵」が火付盗賊改めではなく、ひとりの武士として老武士
「市口瀬兵衛」の仇討ちの助太刀をする
『第9話「寒月六間堀」』、
の3作品かな… 思い返すと、どれも面白いので、観る都度に評価は変わるかもしれませんね。
『鬼平犯科帳』三昧… 至福の一日でした。
-----staff/cast-------------
出演:
火付盗賊改方
長谷川平蔵:二代目中村吉右衛門
小林金弥:三代目中村歌昇(現・三代目中村又五郎)
酒井祐助:勝野洋
木村忠吾:尾美としのり
竹内孫四郎:中村吉三郎
山崎国之進:中村吉次(現・二代目中村吉五郎)
原田一之進:木村栄
三井忠次郎:中村吉之助(現・三代目中村吉之丞)
同心:中村吉弥
同心:中村吉六
密偵
伊三次:三浦浩一
相模の彦十:三代目江戸家猫八
小房の粂八:蟹江敬三
おまさ:梶芽衣子
大滝の五郎蔵:綿引勝彦
親族
長谷川久栄(平蔵の妻):多岐川裕美
知人ほか
五鉄の亭主・三次郎:藤巻潤
井関録之助:夏八木勲
およね:池波志乃
おとき:江戸家まねき猫
『第1話「麻布ねずみ坂」』
原作:池波正太郎
脚本:桜井康裕
監督:小野田嘉幹
ゲスト:
中村宗仙 - 芦屋雁之助
石島精之進 - 中原丈雄
お八重 - 速水典子
川谷の庄吉 - 螢雪次朗
お絹 - 仰樹枝里
白子の菊右衛門 - 田中弘史
『第4話「木の実鳥の宗八」』
原作:池波正太郎(原作:「春雪」)
脚本:野上龍雄
監督:井上昭
ゲスト:
宗八 - 大木実
おきね - 山口美也子
大塚清兵衛 - 本城丸裕
川辺軍兵衛 - 谷口高史
霞の定五郎 - 渡辺哲
宮口伊織 - 高橋長英
『第5話「礼金二百両」』
原作:池波正太郎
脚本:安藤日出男
監督:高瀬昌弘
ゲスト:
横田大学 - 磯部勉
横田芳乃 - 小畠絹子
山中伊助 - 河原崎建三
谷善左衛門 - 多々良純
千代太郎 - 藤山扇治郎
又太郎 - 小林宏史
『第7話「五月雨坊主」』
原作:池波正太郎
脚本:安倍徹郎
監督:高瀬昌弘
ゲスト:
およね - 池波志乃
石田竹仙/天徳寺・善達/羽黒の久兵衝 - 上田耕一 ※一人三役
長五郎 - 和崎俊哉
お栄 - 奈良富士子
『第8話「泣き味噌屋」』
原作:池波正太郎
脚本:桜井康裕
監督:高瀬昌弘
ゲスト:
川村弥助 - 平田満
さと - 北原佐和子
秋元左近 - 亀石征一郎
和田木曽太郎 - 伊藤高
『第9話「寒月六間堀」』
原作:池波正太郎
脚本:田坂啓
監督:三村晴彦
ゲスト:
市口瀬兵衛 - 二代目中村又五郎
おとせ - 中村久美
山下藤四郎 - 潮哲也
『第10話「見張りの糸」』
原作:池波正太郎
脚本:星川清司
監督:高瀬昌弘
ゲスト:
和泉屋東兵衛 - 奥村公延
おきく - 一色彩子
戸田銀次郎 - 遠藤征慈
稲荷の金太郎 - 片桐竜次
井関録之助 - 夏八木勲
『第11話「毒」』
原作:池波正太郎
脚本:下飯坂菊馬
監督:舛田明廣
ゲスト:
山口天竜 - 佐川満男
伊太郎 - 有薗芳記
万右衛門 - 津村鷹志

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