"男はつらいよ"
先日、BSテレ東で放映していた
『男はつらいよ』を観ました… BSテレ東開局20周年特別企画
「土曜は寅さん!4Kでらっくす」の初回放送です。
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日本を代表する国民的人気シリーズ映画の、記念すべき第一作。
前年にフジテレビで放送された連続テレビドラマが人気を得たが、最終回で主人公の
「寅さん」がハブにかまれて死亡していまい抗議が殺到したため、脚本を手がけた
「山田洋次」が映画化することになった。
映画版もヒットし、結局シリーズ合計48作品が制作された。
中学生のときに家出した
「車寅次郎」は20年ぶりに葛飾柴又に帰ってきた。
しかしさっそく妹
「さくら」の見合いをぶち壊してしまい、再び家を出ることにする。
奈良を訪れた
「寅次郎」は幼なじみの
「冬子」と再会し、彼女に恋をしてしまうのだが…
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1969年(昭和44年)に公開された、記念すべきシリーズ第1作です…
「土曜は寅さん!4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。
「車寅次郎」は、
“フーテンの寅”と呼ばれる香具師… 父親と喧嘩してとびだした中学の時以来、ヒョッコリ故郷の葛飾柴又に帰って来た、、、
というのも唯一人の妹
「さくら」を残して両親が死んだと風の便りに聞いたため… 叔父の家へと向った
「寅次郎」はそこで、美しく成長した
「さくら」に会い、大感激。
妹のためなら何でもしようと発奮、妹可愛さの一心で、
「さくら」の見合の席へと出かけたものの、慣れぬ作法に大失敗… 縁談をこわしてしまった、、、
いたたまれずに、また旅にでた
「寅次郎」は、奈良でお寺巡りをしている柴又帝釈天の
「御前様」と娘の
「冬子」に会い、
「冬子」の美しさに魅せられ、故郷にと逆戻り… そんな
「寅次郎」を待っていたのは、工場の職人
「博」の
「「さくらさん」が好きです」という告白だった。
「博」の真剣さにうたれ、何とかしてやろうとしたものの、
「寅次郎」は、もち前の荒っぽさで、またまた失敗するが、かえってこれが、
「博」と
「さくら」を結びつけた…
「さくら」の結婚の後の寂しさを、
「冬子」の優しさに慰められていた
「寅次郎」は、ある日、
「冬子」が婚約者と一緒にいるところに出くわしショックを受ける、、、
そしてそのことが周囲に知れたため
「寅」は再び旅に出るのだった。
肩の力を抜いて愉しめました… 会社勤めで窮屈で息苦しい生活を送っている立場から、スクリーン越しに
「寅さん」の自由気儘な生き方を眺めていると、羨ましくなっちゃいますね、、、
フラフラした生活をしながらも、戻るべき場所や迎えてくれる人がいるってのはイイですよね… ある意味、憧れる存在ですよね。
今回はシリーズ初回ということもあり、イントロとして以下のトーク番組がおまけで放送されていました… 2作目以降も、できれば、シリーズ全作を観たくなりましたね。
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『「シネマ・アディクト」特別編 〜「男はつらいよ」を語る〜』
【出演】
入江悠(映画監督)、山田真歩(女優)、岩田和明(「映画秘宝」編集長)
【内容】
「男はつらいよ」シリーズを第49作から遡って全作観たという入江監督、NHKドラマ「少年寅次郎」で寅次郎の生母を演じた山田真歩さん(同じく全作鑑賞)、復活を果たす「映画秘宝」誌の岩田編集長が、「男はつらいよ」シリーズの魅力を語り合う。
それぞれに思い入れたっぷりのトークは止まらない!
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『「寅さんと50年」〜タカラジェンヌと寅さん〜』
【出演】
紅ゆずる(元宝塚歌劇団星組トップスター)、北山雅康(くるまやの店員・三平ちゃん)
【内容】
番組ナビゲーター・北山さんが、タカラヅカきっての寅さんファンという紅ゆずるさんと、葛飾柴又の帝釈天題経寺を訪問。紅さんの寅さんへの想い、そして「4Kデジタル修復版」初放送への期待を語り合う。
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-----staff/cast-------------
監督:山田洋次
製作:上村力
企画:高島幸夫
小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次
森崎東
撮影:高羽哲夫
美術:梅田千代夫
編集:石井巌
作詞:星野哲郎
作曲:山本直純
音楽:山本直純
唄:渥美清
出演:
渥美清 車寅次郎
倍賞千恵子 さくら
光本幸子 坪内冬子
笠智衆 御前様
志村喬 諏訪■一郎
森川信 車竜造
前田吟 諏訪博
津坂匡章 川又登
佐藤蛾次郎 寺男源さん
関敬六 司会者
三崎千恵子 車つね
太宰久雄 梅太郎
近江俊輔 部長
広川太一郎 道男
石島戻太郎 父
志賀真津子 母
津路清子 郁子
村上記代 川甚のホステス
石井愃一 工員A
市山達己 工員C
北竜介 香具師
川島照満 香具師
水木涼子 梅太郎の妻

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