「『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』 1982年日本」
■映画・ドラマ
"男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋"
先日、BSテレ東で放映していた
『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』を観ました。
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「フーテンの寅」が活躍するシリーズ29作目。
今回のマドンナには
「いしだあゆみ」がキャスティングされた。
脚本は
「山田洋次」と
「朝間義隆」の共同執筆、監督は
「山田洋次」。
撮影は
「高羽哲夫」が担当。
葵祭が行われている京都。
川のほとりで
「寅次郎」は
「加納」という老人と知り合う。
実は
「加納」は人間国宝の陶芸家で、立派な邸宅に住んでいた。
そこで
「寅次郎」は
「加納家」のお手伝いである
「かがり」と知り合う。
丹後出身の
「かがり」は、夫に死なれて娘を故郷に置いたまま働きに来ていた。
望んでいた結婚ができなくなった
「かがり」は丹後に帰ることに。
その後
「寅次郎」も丹後へ向かうのだが…。
いつも振られっぱなしの
「寅次郎」と
「かがり」の運命は如何に。
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1982年(昭和57年)に公開されたシリーズ第29作…
「土曜は寅さん!4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。
「寅さん」が旅先で見る夢で
「寅さん」は、旅の絵描きであり、貧乏な
「さくら一家」に泊めてもらったお礼に、ふすまに絵を描いたところ、翌朝、その絵から雀が飛び出し、一家は見物客で裕福になる(落語「抜け雀」の借用らしいです)。
葵祭でにぎわう京都で、人間国宝の陶芸家
「加納作次郎」と知り合った
「寅さん」…
「寅さん」は
「加納」の家で働く
「かがり」に心を寄せるが、
「かがり」は、
「加納」の弟子
「蒲原」との恋に破れ、傷心のまま故郷の丹後へ帰ってしまった、、、
さっそく
「寅さん」は、彼女を元気づけようと丹後半島・伊根の
「かがり」の家を訪れることにする。
「寅さん」が
「かがり」に惚れられアタックされてしまう珍しいパターン…
「かがり」の家で、
「寅さん」の寝床にそっと彼女が忍びよるシーンは、
「寅さん」ならずともドギマギしてしまいますね、、、
「かがり」に
"女"を感じた
「寅さん」は狸寝入りで誤魔化しますが… 今度は、とらやを訪ねた
「かがり」が、
「寅さん」を鎌倉へのデートに誘い、、、
「寅さん」は満男を連れていくことで、男女の関係になることを避けましたね… 生活力がないですからね、どうしても本気の恋愛には臆病になっちゃうんでしょうねー ちょっとドキリとさせられる、大人の物語でしたね。
「片岡仁左衛門」演じる
「加納作次郎」は、誰しも尊敬する人間国宝… しかし、
「寅さん」にとっては、ただの爺さんという感覚、、、
この二人の付き合いは、屈託がなくて、明るい笑いがあって好感がもてましたね。
-----staff/cast-------------
監督:山田洋次
製作:島津清
佐生哲雄
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次
朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
編集:石井巌
音楽:山本直純
助監督:五十嵐敬司
出演:
渥美清 車寅次郎
倍賞千恵子 さくら
いしだあゆみ かがり
下絛正巳 竜造
三崎千恵子 つね
前田吟 博
太宰久雄 社長
佐藤蛾次郎 源公
吉岡秀隆 満男
笠智衆 御前様
杉山とく子 かがりの母
関敬六 仲間のテキヤ
柄本明 近藤
津嘉山正種 蒲原
片岡仁左衛門 加納

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