妖精復活!といったところだろうか?
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http://www.sonyericssonwtatour.com/1/newsroom/stories/?ContentID=1218
シャラポワ選手を妖精と呼ぶことが多いようだが、ちょっとね..。
元祖妖精と言えば、やはりこの選手。
DANIELA HANTUCHOVA
色々なフリガナがつく。
ハンチコワ、ハンチュコワ、ハンチュコバなど..。NHKにいたっては
ハンツコーバ??だって..
2000年以降の、東ヨーロッパ系選手活躍の先鞭をつけた選手の一人で
ある。
いまでもシャラポワよりもハンチコワがイイというファンは多いはず。
(自分もそうだ。)
以前にも書いたが、98年大阪スーパージュニアではドキッチと決勝で対戦。
当時14歳、敗れはしたが、すでにジュニアの世界トップレベルに達していた。
勝った方のドキッチは、翌年のウィンブルドン1回戦で当時No.1のヒンギスを
6−2 6−0ストレートで下し、一躍脚光を浴びる。そしてこの子は大阪で優勝
してるんだよ..と..、大阪スーパージュニアも知名度が上がる。
しかしハンチコワのことは全く話題にならない。優勝とRunner-up(準優勝)
では、かように扱いが違ってくる。
その後、WTAで徐々に活躍しはじめ、ツアーに詳しいテニス関係ジャー
ナリストの間で、そのルックスが話題になる。そして話題が広まるのに同期する
ように人気・実力とも急カーブで上昇。まず最初にルックスに目をつけられ、
それから強くなった選手は意外に少ない。
当時、16歳から17歳の頃である。
以後の浮き沈みについては、テニスファンならご存知のとおり。
時にメンタルの弱さを指摘され..
(03年ウィンブルドン、浅越戦で泣き出す..)
時に拒食症?によるやせすぎをマスコミネタにされイジメられる。
(戦績も不振)
彼女もいつの間にか23歳。そしてこの半年ほどで完全復活!
先日のIndianWellsで、5年ぶりのWTAツアータイトル(生涯2勝目)。かつての
トップ10、そして再びトップ10に迫る彼女にしては意外に少ないタイトル。
勝利に大してガツガツしていないように見える。スポーツ選手としてそれで
良いのかどうかは別にして、日本人のメンタリティーに受け入れられるキャラクター
ではあると思う。
【ウンチクプロフィール】
■ 両親はエンジニア&学者である。父母の片方はロケット工学博士、片方は
理学か工学系の学者と聞いている。どっちがどっちかは忘れた。
(イワノビッチ、ヤンコビッチも同様に学者の娘。インテリ家庭の生まれである。)
■ 本人も理数系が得意で、プラハで一番の高校に通っていた。しかし、兄弟・親戚
に優秀な人が多く、自分はとてもかなわない..と勉強の道はあきらめたようだ。
(注)プラハと記憶しているが、プラハはチェコの首都、彼女はスロバキア..?
■ 誕生日は4月23日。小畑沙織と同じ日である。
(だから何なのと言われても困る..)
■ BabolatのPure Controlを代表する選手。ピュアコンといえば彼女とゴンザレス
だった。しかし、10倍の契約金を用意した(とのウワサ)Y社に契約スイッチ。
(Y社はヨーロッパにおいて有望な女子ジュニアにラケットを配りまくってる
らしい。別に見たわけではないが..)
そして、今年からP社にスイッチ。
(ヒンギス復活のせい?←根拠なしの推測、きっと来年から東レ来ないよ..)
全豪ではステンシルマークのないY社ラケットを使用。そして2月からはP社の
エクスペラメンタル・バージョンを使用中。穴あきモデルである。巷では、例の
O3(オースリー)スピードポートのアスリートバージョンだろうと言われている。
最近はマッチョ(?)な女性しかグランドスラムに勝てない。
彼女のような選手にぜひ勝って欲しいなあ!
※ 今回のブログは一部不確かな記憶と、個人的推測が混じって
います。誤解されないようお願いします。
All Photo By Getty Images.Yahoo!Sports

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