ヤングアニマル(17)
てっぺんぐらりん〜日本昔ばなし犯罪捜査〜 キリエ
少なくとも、私は第1話より面白く感じたので、この作品がYAの質を上げてくれる作品だ、と感じた私の勘は外れちゃいないようだ
名か、迷か、まだ、どちらかは判らないけど、刑事と学者のコンビが最初に挑むは天邪鬼
被害者の頭部と衣服を持ち去っていただけでなく、SNSも乗っ取っていた天邪鬼は、次に何をやらかす?
3月のライオン 羽海野チカ
田中七段は、決して、零の事をナメて将棋を指している訳じゃないだろう。自分のスタンスを崩していないだけ。零に集中力が足りてない、と悔しがらせるのは見事だ
家族がいたからこそ強くなれ、子育てが終わったからこそ違う強さを手に入れた田中七段。パッと見は、飄々としたオジさんだけど、彼もまた、化物の一人か
田中七段の将棋で、いつもの自己嫌悪に陥ってしまった時、零はまたしても、真っ黒な部屋に入ってしまうのだった・・・
けなげなですげ コニシリュウイチ
キリエ先生と同じく、私の知らない漫画家なのだが、この先生をYAに引っ張ってきた編集者さんには感謝したい
中々に新しさを感じるラブコメで、これから、どうなっていくのか、楽しみ
頑張れ、四宮さん・・・まぁ、四宮さんが恋心を暴走させるほど、伏見くんの心労が増す訳だが
メシアの鉄槌
ついに、今月末に(1)が出る。本編を読み返せるのも楽しみだが、オマケ漫画、これも地味に期待している
バトルジャンキーな親父さんもヤバいけど、彼ら親子を探しているAI討伐隊の隊長も、完全にぶっ壊れちまってるなァ。よっぽど、お兄さんをトモモに殺されたショックが大きかったのか
優しさからか、そこは兎も角として、鳩を力強い言葉で励ました保。このピンチ、どう突破する?
OL、ラッコを飼う。 井上知之
一話目だけど、3号だけなんて、もったいない
今、他の連載を抱えているのか、それは判らないけど、もし、余裕があるか、作れるなら、YAの連載陣に収まって欲しいほど、グッと来た
マッサージをくすぐったがるラッコ、可愛すぎんだろうよ
あそびあそばせ 涼川りん
こちらも、今月末に最新刊が発売されるので楽しみだ
まだまだ、完全にわだかまりが解消された訳じゃないにしても、香純さんと青空さんの距離が縮まり、関係性にも変化が生じたようで、ファンとしちゃ嬉しい
ともあれ、華子とオリヴィアも無事で良かった・・・まぁ、良かった、うん
3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代 西川秀明
本家の対戦もドキドキするが、絵柄の点で、熱さはコッチの方が勝ってるかな、と思う
鬼神の、つい指してしまった悪手は見逃さず、黒い猛虎は容赦なく攻めたてる。虎に振り回される鬼、その表現は実に分かりやすく、神宮寺の強さと、田中名人が追い詰められている事が、しっかり伝わってきた
一戦目は神宮寺の圧勝。しかし、このまま、終わったりしないだろう、この鬼神は。負けはしたが、粘りに粘って、情報を得たはず。間違いなく、次は、そう簡単に事は進むまい
平穏世代の韋駄天達 天原/クール教信者
リンさんの圧倒的な強さによって、最強のニッケルを失ってしまった魔族サイド
しかし、潔く諦めた訳ではなく、人間の兵士を使って、島を包囲。リンさんからしたら、人間など魔族より苦労せずに屠れるだろうけど、あまりの多さに辟易し、イースリィの指摘に従い、今は大人しくしてくれるようだ
一方で、イースリィは海中で魔族に出くわしてしまった事で、目指す場所を読まれてしまう。ホタエナでは、どんなバトルになるんだろうか
今日の食事
朝食
ごはん(塩昆布)、烏龍茶
昼食
おにぎり(しそひじき、肉そぼろ)、烏龍茶
夕食
ごはん、鯖の味噌煮、サヤインゲンとアスパラの生ハム巻、味噌汁(豆腐、油揚げ)、烏龍茶
今日、読んだ本
良いんですかね、ハッキリ言っちゃっても
表紙から、エロいっすよ、堤先生!?
ほんとに、少女漫画なのか、と思うくらい、色気がムンムンじゃないですか、この(3)の表紙
これまで読んで来たファンでも、一瞬、有人のレジに持って行くの、躊躇ったんじゃないでしょうか
けど、躊躇っても、ファンは買ったでしょうねぇ
確かに、絵柄はエロいけど、ストーリーはピュアで、心を容赦ないくらいに揺さぶって、少女漫画好きの欲を満たしてくれる、と解かっているんですから
色気のある絵と、王道のど真ん中を、障害なんか構わずに突き進めるラブコメのストーリーは相乗効果で破壊力が凄まじい
あくまで、私個人の印象だけど、堤先生は、自分の「武器」を知っているんだと思う
その「武器」を見つけただけで慢心せず、丹念に磨いているので、今後、とよ田みのる先生の『金剛寺さんは面倒臭い』と真正面から戦り合える実力者になれる可能性は大
この『フラレガール』のストーリー、どこがいいの、そう聞かれると、上手く説明できないのだが、「は?」みたいな顔をされるのも承知で応えるなら、青山くんと赤坂さんが、恋人として距離を縮めようと、一緒に頑張ろうとする姿が健気なトコ
どっちも、恋愛に対してのスキルがアレなんで、時たま、すれ違いも起きてしまうんだけど、その度に、どうにかしたい、どうにかしよう、と悩んで、考えて、動ける姿は、エモい、もしくは、尊い
幸せを願いたくなるカップルがイチャつく、それだけがあれば、良い少女漫画であろう
にしても、この(3)は、インパクトが凄い回ばかりだったけど、ブッチギリだったのは、やはり、赤坂艶(小5)が登場した、第11話である、私的に
何っつーのか、堤先生の趣味・・・性癖? が見えてしまうなぁ、艶くんの容姿には
まぁ、この辺りは、人それぞれなので、ツッコミは控えておこう
それに、艶くんは良い子だし、青山くんにも懐いてくれてる、それこそ、お姉ちゃんが嫉妬するくらいに
これから、艶くんが、どんな活躍(?)をしてくれるのか、期待大だ
小学5年生だから、まだ、恋よりかは、友達と遊ぶ方が楽しいだろう。自分よりも小さいけど、優しくしてくれるお兄ちゃん的な青山くんがいるなら、尚更だ
そんな艶くんが、一緒にいて楽しい、と感じる異性が出てきてほしいトコだ、ファンとしちゃ
そして、忘れちゃいけない、赤坂さんのマム・紅蘭さん・・・・・・エッッロッッ
この台詞を引用に選んだのは、ただただ、心に響いたので
三十路も過ぎてるけど、こういう恋愛は、ほんと、最高だ、と思う
無理に、相手の全てを肯定、許容、受諾する必要はないんだけど、相手のコンプレックスも、「個性」の一つとして認め、抱きしめられるのなら、それが「好き」ってことだろうか
「青山くんから見る私は、私の知る“私”とは違っていて、そんなに上等な人間じゃない。でも、それは、多分、私も、青山くんに対して同じで。だって、好きだから。きっと、“私が嫌いな私”も、好きって言ってくれるんでしょう?」(by赤坂響) 151p

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