さいとう・たかを先生のご冥福をお祈り申し上げます。
また一人、レジェンド漫画家が、あっち側に行ってしまいましたね。一漫画読みとして、ただただ、寂しいです。
こう言ってしまうと、さいとう先生のガチファンから激怒されそうですけど、直筆サインを貰う前に亡くなってしまったのは、本当に残念です。さいとう先生にゴルゴ13を目の前で描いて貰った色紙は、マヂものの家宝になったでしょうに。
個人的な感覚ですけど、『ゴルゴ13』は男が一人前になるために読むべき漫画10選に入るべき作品です。全ての回を読んでいないので、断定は出来ませんが、個人的に、ゴルゴ13の名言の中で印象に残っているのは、「仕事が全てじゃない、全てが仕事だ」と「ウサギのように臆病だからだ」です。
さいとう先生の逝去はショックでしたが、さいとう先生が、ほぼ完璧と言える分業システムを構築してくれていたおかげで、『ゴルゴ13』の連載は今後も継続されるのは、実に嬉しい事です。さいとう先生の遺志を継ぐ事になった方々、コンゴトモヨロシク。
今週の食事
9月27日(月)
朝食
バケット(イチゴジャム)、トマトジュース
昼食
おにぎり(塩鹿尾菜、山葵昆布)、烏龍茶
間食
バケット(イチゴジャム)、烏龍茶
夕食
カレーライス(焼き茄子、茹で法蓮草)、春雨サラダ、烏龍茶
9月28日(火)
朝食
バケット(イチゴジャム)、トマトジュース
昼食
おにぎり(塩昆布、かつおしぐれ)、烏龍茶
間食
バケット(イチゴジャム)、烏龍茶
夕食
カレーライス(ソーセージ)、筑前煮、烏龍茶
9月29日(水)
朝食
バケット(イチゴジャム)、トマトジュース
昼食
天丼(午房の掻き揚げ)、烏龍茶
夕食
カレーライス、豚肉炒め、サラダ、烏龍茶
9月30日(木)
朝食
バケット(イチゴジャム)、トマトジュース
昼食
おにぎり(塩昆布、山葵昆布)、烏龍茶
間食
バケット(イチゴジャム)、烏龍茶
夕食
ごはん、鮭のちゃんちゃん焼き、味噌汁(豆腐)、烏龍茶
10月1日(金)
朝食
ごはん(鮪フレーク)、烏龍茶
昼食
おにぎり(煎り粉味噌、山葵昆布)、烏龍茶
夕食
ごはん、チキンステーキ、サラダ、豚汁、烏龍茶
10月2日(土)
朝食
バケット(イチゴジャム)、野菜ジュース
間食
ドライフルーツ(パイナップル)
昼食
ごはん、天麩羅(薩摩芋、午房)、五目春巻、レンチンもやし、烏龍茶
夕食
ごはん、豚肉の炒め物、サラダ、豚汁、烏龍茶
10月3日(日)
朝食
ミニホットドッグ×6、烏龍茶
昼食
稲荷寿司、烏龍茶
間食
ドライフルーツ(白桃)
夕食
焼うどん、豚肉のポテト巻、豚汁、烏龍茶
今日、読んだ本
ものっっ凄く面白かったデス!!
江口先生の『鬼灯の冷徹』以上の作品にする、そんな気合を感じられる作品でした、『出禁のモグラ』は。
一撃必倒の重いパンチではなく、様々な角度から多彩な攻撃を繰り出してきて、読み手の心に確実に当てていくスタイルは大きく変わっていませんが、『鬼灯の冷徹』を連載していく中で、確実に、江口先生は引き出しを増やし、その中身もしっかり満たしていたのでしょう。以前よりも、攻撃パターンが増えているように、私は感じました。
この『出禁のモグラ』と『鬼灯の冷徹』の大きな違いは、やはり、オチのついた一話完結ではない所です。言い方が正しいか、は判らないんですが、この『出禁のモグラ』はある程度の続き物になっています。
とは言え、別段、読みづらい事はなく、そのスタイルが理由で『鬼灯の冷徹』よりも劣ってしまっているって事にもなっていません。もちろん、今の段階では勝っている、とも言えませんが。
第一話「都内某所にて」は、ある意味、江口先生らしさで読み手の関心を一気に集めましたね。そうはないんじゃないでしょうか、一話目の初っ端から、メインとなるキャラクターが瀕死の重傷を負っている青年漫画。
この死にかけている青年がモグラで、漢字表記にすると「百暗」。下の名は「桃弓木(ももゆき)」です。百暗桃弓木、パッと見た感じだけで、厨2感が出てしまっているけど、日本神話の知識や百暗が人でない事を考えると、やはり、意味があるのだろう、と考えてしまいます。
その百暗と、とある大学生たちが関わり合いを持ってしまった事で、百暗を中心にしてストーリーが動き出します。つまり、この大学生らは、意図せず、不思議な世界に首を突っ込んでしまう羽目になってしまった訳です。本人たちからしたら、求めていない刺激でしょうが、こちらとしては実に面白いので、ぜひ、百暗に思いきり振り回され、人間的にタフになって貰いたいですね。そうすれば、面白さが増すのは絶対的だと思うので。
どこがどう面白いのか、それは皆さんに、自分の眼と心で確かめ、感じ取って欲しいので、あえて多くは語らず、一つだけ言っておきます・・・やはり、江口先生の描く、デカい猫は可愛い、そこだけは絶対に言っておきたいのです。
この台詞を引用に選んだのは、『出禁のモグラ』でも、ファンが求めている江口イズムを炸裂させてくれているなァ、と感じたものなので。
私的に「すごいな」と感じるのは、これのような読み手の印象に残るセリフを、あえて大きいコマではなく、小さいコマで使ってくる点です。
コマが小さいのに、台詞にインパクトがあるから、やけに目立ちます。こういうセリフを、逆に大きいコマで言わせちゃうと、インパクトが薄まってしまうのでしょうか。
自説が正しいか、はさておき、この台詞には納得できるモノがありました。
結局、人は自分の中に設けたルールや法則で行動する存在です。
世界共通のルールを、人が皆、正しい、と信じて、行動していたら、極端な話、この世からイジメも戦争も、とっくに無くなり、平和になっています。一方で、自分の我を表現したい気持ちや、何がなんでも強くなりたいって衝動も消え失せ、この世は随分と無機質で、退屈なものになるかもしれませんが。
この世に、どんな人にも、あらゆる事象に対しても、適用される法則なんかはありません。
どうしたって、自分と他人の間にはズレが生じます。
それが理解できている人は、自分のルールを他人に押しつけませんし、他人からルールを押し付けられそうになっても、やんわりと、しかし、はっきりと拒絶が出来ます。
人の心に「傲慢」の罪が生まれるのは、自分だけが正しい、自分の考え方が世の中に適合している、と思い違えた時なんでしょうね。
「他人に対して、全て『法則』で説明できると思うなよ。それは、傲慢だ」(by百暗桃弓木)

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