Comicアンスリウム(12)BEST3
・・・を決めたかったけど、今号は、どの作品も私の琴線にガンガン触れすぎていて、決めきれなかった。
なので、グッと来た作品の感想をちょこっとだけ書こうと思う。
お付き合いいただければ、幸いです。
鍋と雪と本音
寒くなり、炬燵が恋しくなり、鍋料理が一層に美味しくなる、この時期らしい、下半身と心が温まるエロ漫画だった。やはり、作中の季節を現実の時間に合わせるのも大事だ。
「嫌い」や「苦手」ではなく、見た目でちょっと怖くて距離を置いていた女性とセックスしちゃうほど近寄っちゃうってのが実に好かった。セックス本番も激しく良かったが、個人的には左方さんを四つ這いにして、前戯しているトコが最高だった。
私としちゃ、首タトゥーやベロピアスはアリだけど、現実問題なとこ、就職する上では不利になる要素か。尖がっているように見えて、実は堅実で、用心深い左方さん、きゃわゆい。
ホーカゴW.C.
生徒だけでなく、教師からもしっかりと信頼されているヒロインと、彼女とは逆に周りから恐れられている不良、この組み合わせは非常に私的にアリ。ヒロインがストレスで、男子トイレでオナっちゃう悪癖を持っていると、尚更に。
今日も今日とて、男子トイレでストレス発散をしようとしたタイミングで、不良と鉢合わせてしまい、オナっていた写真で脅迫され、拙い抵抗をしながらも、結局、ラストは牝としての顔と欲が丸出しになっちゃう、ヒロインのだらしなさは心のチ●コが勃起するものだった。
ヒロインが堕ちた分、逆に不良は毒気が抜けてしまい、授業はサボらなくなり、トイレ以外ではヒロインを大事にするようになるんじゃないかな、と私は予想している。
二人呑み咄 おきょう
昨今は随分と厳しくなっている飲食系アルバイトに励む好青年と、上の口も下の口も食べたがりなオトナの色香が出ているお姉さんって組み合わせ、これも好きだ。
メインであるHシーンも非常に良かったのだけど、お姉さんが料理を食べるシーンは中々に色気があった。あみだむく先生の『めしぬま』などがクリティカルヒットな漫画読みはグッと来るんじゃないだろうか。この先生の、一般向けの食漫画を読んでみたいな、私としては。
とりあえず、彼は精の付く食べ物をしっかりと食べて、彼女を毎回、満腹できるようにしなきゃな。
懸想のロンド べってぃ
個人的には、今号で特に響き、一位にしようか、と悩み抜いた作品が、これ。
目の見えない女性を成年漫画のヒロインにするな、と怒りの声を上げる人もいるだろうが、盲目の人だって恋愛感情や、好きな人と体を重ねたいって欲望はきっと持っているだろうから、私としちゃ、別に良いんじゃないだろうか、と思う。
優しいキスから始まって、着物を着たままでのセックスが実に好かったけど、やはり、私としてはストーリーがグッと来た。こうやって、男が好きな相手の言葉と気持ちで、自分の中にある壁を乗り越え、一皮剥ける展開は、ほんと、最高じゃないだろうか。
畏敬の恋 縞浦
こりゃ、また、凄まじいモノを描く漫画家が、アンスリウムに初登場。私的には、先に書いた『懸想のロンド』と同じくらい、心のチ●コが勃起した作品だった、これは。
ヒロインは、『ホーカゴW.C.』の副会長と同じく、堅物だけど性欲が解放されちゃっている訳だが、相手が不良ではなく、人でない異形ってのが、これまた、グッと来る。基本的には、純愛モノが好きなんだけど、こういう、人外がヒロインに己の性欲を身勝手にぶつけ、ヒロインもそれを受け入れちゃうってモノも大好きなのだ。
結局、コレの正体が何なのか、は判らないけれど、このヒロインにとっては悪くない物。この後のパターンとして考えられるのは、@セックスのし過ぎで彼女自身も人外になってしまう、A学校は卒業するけど、教師として、この学校に戻ってきて、また、この部屋で交わる、Bコレがこの部屋から、ヒロインに取り憑いて、彼女が卒業してもずっと、一緒にいる。そんで、彼女を降りかかる不幸から守る、かな。
ここまで、お付き合いありがとうございました
アンスリウム様、今後も、これくらい迷っちゃうような、作品を多く掲載して下さると嬉しいです。
コンゴトモヨロシク
今週の食事
12月6日(月)
朝食
ごはん(ふりかけ・おかか)、烏龍茶
昼食
おにぎり(おかか午房、椎茸昆布)、烏龍茶
間食
フライドポテト(ケチャップ)、烏龍茶
夕食
塩焼きそば、フライドチキン、青菜と油揚げの和え物、味噌汁(白菜)、烏龍茶
12月7日(火)
朝食
バケット(イチゴジャム)、野菜ジュース
昼食
ごはん、焼きそば、烏龍茶
夕食
ごはん、豚テキ、南瓜の煮付け、サラダ、味噌汁(玉麩)、烏龍茶
12月8日(水)
朝食
バケット(イチゴジャム)、野菜ジュース
昼食
おにぎり(椎茸昆布、ふりかけ・おかか)、烏龍茶
間食
フライドポテト(ケチャップ)、烏龍茶
夕食
ナポリタン、フライドチキン、青菜と油揚げの和え物、レタス、味噌汁(白菜)、烏龍茶
12月9日(木)
朝食
バケット(イチゴジャム)、野菜ジュース、グレープフルーツジュース
昼食
おにぎり(塩昆布、おかか午房)、烏龍茶
夕食
ごはん、鶏肉と野菜の紙包蒸し、山芋のフライ、ソーセージ、浅漬け(胡瓜、キャベツ)、味噌汁(豆腐)、烏龍茶
12月10日(金)
朝食
バケット(イチゴジャム)、グレープフルーツジュース
昼食
おにぎり(鮪フレーク、椎茸昆布)、烏龍茶
間食
おにぎり(ふりかけ・おかか)、烏龍茶
夕食
煮込み饂飩(豚肉、舞茸、白菜)、烏龍茶
12月11日(土)
朝食
バケット(イチゴジャム)、グレープフルーツジュース
昼食
肉焼きそば、薩摩芋の檸檬煮、椎茸の甘煮、サラダ、烏龍茶
夕食
海鮮丼、焼き鳥(カシラネギ)、味噌汁(豆腐)、烏龍茶
12月12日(日)
朝食
バケット(イチゴジャム)、メロンジュース
昼食
青椒肉絲丼、春巻、烏龍茶
夕食
豚丼、サラダ、烏賊とオクラの和え物、味噌汁(法蓮草、油揚げ・赤味噌)、烏龍茶
今日、読んだ本
シュールだ。
正直なとこ、この一言だけで、『スイカ SUIKA』の内容を、これ以上ないほど説明しきってしまっているんだが、さすがに、それでは、未読の漫画読みには通じない。
シュールさが突き抜けている作品だ。
絞り出しても、このレベルになってしまうな・・・いや、頑張れ、私。きっと、まだ、感想は書ける!!
とりあえず、ヒロインのスイカちゃんは、小生意気で、何をするか読めない部分があり、可愛げのない言動が多いけど、何だかんだで、頼りになる部分もあるので、十分に魅力的と言えるんじゃないだろうか・・・言っておかないと、何されるか分からんしな。
スイカちゃんを含め、日常に散らばっているオカルトの住人たちに振り回され、精神的な疲労が蓄積していく毎日を送っている園先生も、良い性格をしているな、と感じさせる主人公だ。彼の関西弁ツッコミのキレは、実に好い。
うーん、ちょっと足りないか、これだけだと。
正直なとこ、長崎ライチ先生の『紙一重リンちゃん』と同じく、読み手を選ぶ作品だろうな、とは思うけど、私としては、森とんかつ先生に対し、伸びしろっつーか、成長の余地が十分にある、と確信している。
もしも、(2)が出る事なく、打ち切りになってしまったら、私が恥ずかしい思いをする羽目になるので、森先生にはぜひ、頑張って貰いたい。せめて、(5)まで出し、ドラマ化が決まってくれたら、感想を書いた私としても面子が保てる。園先生は、今、人気が高まっている「なにわ男子」のメンバーにやってもらいたいかな・・・えぇ、メンバーがよく、分かっちゃいないんですがね。
私的に、この(1)でアリだな、と感じたのは、第9話「ムカデ酒」に登場する、百足っ娘。見た目通りの面倒臭さと嫉妬深さを持っているのが、実に外さない。私は下戸なので飲んであげられないが、他の酒に浮気する事もないから、許して貰いたいトコだ。
この台詞を引用に選んだのは、笑ってしまったので。
ガキか、と自分でも恥ずかしくなってしまったが、男は何歳になったって、これに弱いらしい。
これに対する園先生のツッコミも高威力で、掴む力の高い第一話だ、と感じた。
「うんこぶりぶり」(by物部スイカ)

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