黒犬の小屋

『黒犬』の優樹がお勧めする漫画
たべるダケ（１）　高田サンコ　小学館　


タイトルに一切の偽り無しの、年齢も職業も、住んでるところ、遂には名前まで不明の美女（笑）が『美味しそうに食べるだけ』の漫画
若干、荒削りな部分が目立ってしまうが、逆にそこが魅力になっているなぁ、と私は思う
本当に心の底から、「美味しい！！」と思い、旨みと幸せを一緒に噛み締めているのだな、と伝わってくるのだ、しっかりと
思わず、涎が垂れ出てしまうほどのほどの迫力が線の一本一本から染み出ている
そう言う意味では、表現力はあるのでは、と言ってしまうと、やや上から目線になってしまうが、読者に『感情』・『感覚』を絵と言う形にして伝える能力は十分に持っている、と断言できる
今回、このマンガがすごい！２０１２のオンナ編で見事に一位を獲得した『花のズボラ飯　原作：久住昌之／漫画：水沢悦子』と内容的に被ってしまっていないか？　と疑問が浮かばないでもないが、個人的にはコチラに一票を投じさせていただきたい・・・だって、コッチの方が食べる瞬間のシーンが、妙に『エロい』んだよっっ

『黒犬』の優樹がお勧めする漫画
さよならさよなら、またあした　シギサワカヤ　新書館


絵はとても繊細で柔かいが、脆弱と言う感じがまるで無い
内容といえば、身も蓋もない言い方をしてしまうと、ありがちではあるが、逆に読みやすく、感情移入もしやすい気がする
そして、登場する女性達は『強い』と言うよりかは、『芯がある』と表現したほうが的確なほどの魅力を持つ。男性陣も彼女等に劣らない存在感があり、一読の価値が十二分にある作品と私は思う、否、断言したい

黒犬の優樹がお勧めするマンガ
いかさま博覧亭（１）　小竹田貴弘　アスキーメディアワークス


メジャー所からマイナー所まで、妖怪がどっさり登場するが、内容はあまり怖くない
たまにシリアスな回や台詞はあるが、大半はテンポのいいコメディだったり、ホロリとさせてくれる人情話
登場する女の子はどれも可愛い。無乳から巨乳まで揃ってる所もまたイチ推しポイントｗ
妖怪キャラも可愛く、ぜひ、立体化して欲しい
実際、コンビニの５００円クジにするべきだと思う
前シリーズの「怪異いかさま博覧亭」も読んで欲しい

『黒犬』の優樹がお勧めする漫画
ぱら★いぞ（１）　道満春明　ワニマガジン社

最早、エロど直球、しかも、ディープ
ベッドの下に隠しておきたいレベル
同時に、彼女に発見されたら殴られかねないレベル
また、親に読んでいる所を見られたら、苦笑いされるレベル
でも、マジに面白いので読むべし、部屋のスミスでコソコソと背中を丸めて読むべし

『黒犬』の優樹が勧める漫画
「虫と歌 市川春子作品集」　市川春子　講談社
「２５時のバカンス　市川春子作品集（２）」　市川春子　講談社
絵柄、内容ともに幻想的な短編が、どちらも詰まっている
どの作品も終わり方がハッピーエンドとひと言で結ぶには、ほろ苦いものがあるものの、切なく心に、温かさも寂しさも混ざり合った程よい潤いを与えてくれる
個人的にイチ推しなのは、「虫と歌」に収録されている「日下兄妹」
内容は各自で確認してもらうのが一番なので多くは語らないが、触れたら崩してしまいそうなのに、半永久的にお互いがいるべき場所で輝き、硬く結びついている兄妹愛（きょうだいあい）があった、この作品には