乱読、濫読
TVが見えなくなって必然的に読書の時間が増えている。極力PCに向かう時間は増やさないように心がけてはいる。
両脇の本は高円寺の古書店で100円で買ったもの、真ん中は練馬図書館のリサイクル本。
とにかくすばらしいのは色川さんの本。目から鱗のことばかり、彼が軍国青年であったとは思えないほど。
広津さんは松川事件の本でしっていたが、なかにでてくる島村抱月、志賀直哉のくだりはとても面白い。芥川龍之介、宇野浩二のくだりは痛々しい。
内山完造がクリスチャンとは知らなかったし、辛酸をなめた少年時代を送ったことも、国民党に追われていた魯迅を匿いきったことも知らなかった。
本はいい。自分が何も知らないということがよくわかる。
死ぬまで後何冊読めるか判らないからつまらない本を読んではいけないと思うが、読まなけりゃつまらないこともわからないし・・・。

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