おじいさんと草原の小学校
http://84-guinness.com/
マウマウ団、名前だけは聞いたことはあったけれど、団という名前からして秘密結社の響きがあって、なんとなく良い印象をもっていなかった。
この映画をみて初めてマウマウ団がどういうものなのかを知った。ケニア独立のために戦ったキクユ族を中心とした民族解放軍だったのだ。イギリス、植民地政府は10万人を越える人々を殺害したという。
ケニヤ独立に果たしたおおきな貢献にかかわらず、かってのマウマウ団のメンバーに対する処遇は良くなく、困窮のまま放置されているという。
映画はそのもとマウマウ団のメンバーであったおじいさんが、読み書きできるようになりたいと小学校へはいり学ぼうとするのをめぐるおはなしである。なんと実話なのだ。ギネスブックにも世界最高齢の小学生として登録されている。
これ以上は書かない。 ぜひ劇場へ行ってごらんください。
東京では、岩波ホールで9/23まで上映中である。
http://www.iwanami-hall.com/contents/now/discription.html
「少年老い易く学成り難し」というのはよく聞く。
しかし、84歳のマルゲの向学心には頭が下がる。
「なせば、なる」なのである。
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これをわすれてはいけない
http://janjan.voicejapan.org/world/0511/0511265621/1.php
http://www.afpbb.com/article/politics/2614698/4296547
植民地をもつ国というものの本質がここにある。
アイルランドでもケニヤでも、イギリス帝国主義のおこなったことはおなじなのだ。

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