唐招提寺 観月賛仏会
9.12が中秋の名月ということで唐招提寺観月会に急遽行くことにした。初めてである。
唐招提寺自体も5年ぶりくらいか?そのときは大修理をやっていたが、今は終わっている。
昼間の9.11新宿原発やめろデモにでて、解散地点からそのまま自宅へ戻り、夕食と風呂をすまして、新宿から夜行バスに乗った。[この時点では大量の逮捕者がでていることは全く知らなかった。第二隊列のタイコ隊にいたが、そこには今回は警察は手を出してこなかったからだ(8.6ではタイコ隊の隊列から逮捕者がでた)。]
ともあれ、夜行バスにとびのって朝の6:35に近鉄奈良駅につき、奈良公園、浮見堂、新薬師寺、白豪寺と散策し、ひいきの山崎屋で昼食の後、新大宮のスーパーホテルにはいった。(なんと60歳ペア割引で2人で5080円である。せまいけど贅沢は言っていられない、しかも朝食がつくのだ。)
宿を出るころにはだんだん雲がでてきて、果たして月がみられるのか不安であったが、18〜21の時間内には一度ぐらいは月はでるだろうと割り切った。
西の京の駅から15分ほどで唐招提寺へつく。
もうかなたには月が見えているが、上空には雲がたちこめている。
18:00以降は入山料無料、御影堂特別拝観料は500円というのでもう沢山の人が詰めかけている。
大修理がおわっている金堂では和上と共に名月をめでる法要が始まっており、僧侶たちが読経をつづけていた。
千手観音
盧舎那仏
薬師如来
まじかに見ることができ、ライトアップされているので大変美しい。
この三仏の中では昔から千手観音が大のお気に入りである。
本当に手が千本あるのだ(実際に数えたことがある)
読経の途中で御影堂へむかう。裏千家大宗匠による大和上とお月様への献茶式というのがあるそうだが、読経と並行しておこなわれていたようですでに終わっていた。お目当ては、東山魁夷画伯の襖絵であり、「山雲(さんうん)」「濤声(とうせい)」とよばれるそれを見るのは初めてだった。
月が顔を覗かせるまで小一時間まつ。 多くの人たちがじっと暗闇の中を庭でまっていた。
さらに進むと「第81世森本孝順長老坐像」「覚盛上人坐像(重文)」を見ることができた。
このころから月にかかる雲が去ってよく見えるようになってきた。
ひとしきり金堂周辺にただずんで、満月をおなかいっぱい堪能して、宿にもどった。
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観月会の雰囲気はここが一番わかる。
http://small-life.com/archives/10/09/2220.php

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