かろうじて、名もパンも残った・・、練馬のデンマークベーカリー
デンマークベーカリーは江古田に工場をもつ地元のパン屋さん。
地域の皆に愛されていた。
2月に東京に大雪が降った日から、店は一週間ぐらい閉まっていた。
系列の和菓子屋甘精庵も閉まっていたし、桜台、高円寺の支店もしまっていた。
これは、もしかして倒産かとおもっていたら、しばらくしてパン屋さんは開いた。
そして何日かしてまた閉まってしまった。 その間に、甘精庵は閉店するとの張り紙がでた。
そしていよいよ3月末にこの張り紙が・・・。
またお気に入りの店がなくなってしまったととても残念だった。
たまりかけていたシールも
全部埋まると300円の割引になるのだが。
念のため桜台の店にも行ってみた。 やっぱり閉まってる。
すっかり諦めていたら、連休明けには店がやっているのに気付いた。
同じパンを売っており、シールもくれる。 職人さんも同じ。
???狐につままれたような感じだった。
いずれにしろ良かったと胸をなでおろしていたら、真相は次のようである。
デンマークをやっていた会社はやはり倒産していた。 甘精庵は練馬風月堂が買い取った。
そしてパンの部門も別のパンの会社が買い取った。
そのあたらしい会社は、パンの職人であった倒産した会社の責任者をそのまま残し、パン製造と商品開発にあたらせた。 従業員もそのまま継続雇用したらしい。
そして店の名前も同じままで、昔のサービスも同じまま。
知らないとおなじみさんは、単に立ち直ってよかったと思っているだけだ。
こうしてランドマークだった地元のパン屋さんは残った。パンも同じものが売られている。
買い取った別の会社の英断に拍手である。 ありがとう。

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