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2007/2/11  3:13

憧れの車輌たちVol3(修学旅行列車)  その他電車
憧れの車輌たち第3弾は修学旅行用車輌をお届けします。

一言で修学旅行列車と言いましても、新幹線や各種一般車輌を使用するケースも多いため、敢えてここでは「修学旅行用車輌」と致します。

修学旅行用車輌は、電車としては153系をベースとして製作経費を抑えた155系に始まり、臨時急行との併用を前提として製作された159系、165系をベースに抑速ブレーキを備え出力増強を図った167系があり、また、非電化区間用としてキハ28・58をベースとして内装を修学旅行用に仕立てた同系800番台があります。

私個人の思いとしては、各車輌の形態ではなく、他の車輌にはない鮮やかなカラーリングに惹かれたといえます。しかし、国鉄の赤字対策の一つとして行われた塗装の合理化により、グリーン車の識別帯の廃止、一般型気動車の単色(首都圏色=たらこ)化、そして、修学旅行色の廃止という憂き目にあうことになりました。

地元路線でも日光集約臨が設定されていたので、修学旅行列車を目にする機会はたくさんありましたが、あまりにもよく見かける列車であるため、写真も多くは撮りませんでした。今にして思えば、勿体無いことをしたと悔やまれます。

そのような中で、運良く撮影し残っていた写真を紹介いたします。

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昭和52年 宇都宮駅にて 165系「なすの」と並ぶ155系日光集約臨
155系については、室内を2+3列席として一般急行型より座席定員を増やした形態で製作されました。臨時列車等への併用に無理があったため、比較的早い時期に2+2座席化及び標準化改造を受け、その際に湘南色に塗り替えてしまわれたことから、他の3型式とは塗装変更の経緯が異なります。残念ながら、明確に155系と判る修学旅行色の写真はありません。

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昭和54年頃 品川駅にて 臨時急行「伊豆」に使用される167系
167系の修学旅行色末期の頃です。この車輌は、冷房化、シールドビーム化が実施されており、私的にはあまり好きな形態ではなくなっていますが、既に大多数の167系が湘南色に塗り替えられてしまっていたため、塗りたてほどの塗装の綺麗さと相まって、思わずシャッターを切ったものです。

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昭和53年頃 東京駅にて 臨時急行「伊豆」に使用される167系と横須賀線の並び
写真の167系も冷房化は受けていますが、シールドビーム化はされていません。この頃はモノクロ写真を多用していたときで、勿体無い写真になってしまいました。


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昭和54年頃 品川駅にて 159系 岡崎・大垣方面集約臨「こまどり」
159系も155系とほぼ似た外観ですが、冒頭のとおり基本コンセプトに違いがあったため、修学旅行用車輌としては最後まで大掛かりな変更を受けることなく、修学旅行臨や急行列車に使用されました。
写真は塗装変更過渡期の頃で、かなりな混成状態となっています。変更作業は、製作輌数の少ない同系の泣き所だったのかもしれません。クハ正面の塗り分けも、155系と比較して個性的になっているのがわかります。

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昭和53年頃 大宮駅にて キハ28800番台 秋田行「おが1号」
大変見苦しいアングルで恐縮ですが、普通列車を待っていて突然やってきたのでこのような構図になってしまいました。
キハ58系の修学旅行車輌は、比較的早いうちにその任を解かれ、他の同系列の急行やローカルにも混用されていました。
気動車は1両毎の機動性が高いため、特に12両編成の急行列車としてしか上野に姿を見せない同系の中において先頭に連結される確率は非常に低く、逢うことはあっても写真を撮ることはなかなかできませんでした。塗装の標準化決定から塗り替え実施までの短い間において、唯一キャッチできた写真です。

今でこそ、各会社や地域、線区毎に特徴のあるカラフルなデザインの車輌が走っていますが、比較的地味(統制の取れたと言った方がよいか?)な国鉄時代の塗装のなかで、修学旅行用車輌は一際鮮やかなカラーリングで、鉄道ファンを楽しませてくれたと言えると思います。
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