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2009/11/19  0:56

ローカルな風景 第40回 (冬の釧網本線:最後尾のオハ62)  ローカルな風景
こんばんわ。

昨日は仕事を休むことが出来ましたので、寒さに備えて灯油を買出しに行ってきました。今日の予報は最高気温が10℃。しかも、雨が降り出すらしいですね。「買っておいて貰ってよかった。」と、女房に珍しく感謝されました。

さて、寒いついでに北の国の写真を久しぶりのローカルシリーズでアップしてみたいと思います。


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昭和56年3月18日 網走駅にて

これから釧網本線を走る普通列車ですが、まだ機関車が連結されていません。
タイトルの「最後尾のオハ62」でピン!と来た方は、古くからのテッちゃんでしょうね(笑)。
本線系統では、殆どの客車列車が緩急車(車掌室:車掌弁を備えた車両)を両端に連結し、非常ブレーキ扱いや列車監視の業務を行うようになっています。
しかし、短編成の列車や配置両数の関係で両端に緩急車を連結できない場合もあります。これらは、客車列車を運行する比較的距離の短いローカル線で見ることが出来ましたが、何故かこの釧網本線では良く見られたようです。釧網本線では混合列車(客車と貨車を併結)が全国でも最後まで見られた路線であり、この写真の1年前には現実に目撃しています。
そんなことで、緩急車を連結しない編成端では後部標識(いわゆるテールランプ:尾灯)を備えていませんので、写真のようなバッテリータイプの標識を引っ掛けて使用していたわけです。関東ではこのようなシーンを見ることはなかなかありませんでしたので、非常に滑稽に感じたものです。


実は、周遊券を持っていたので改札開始時間前にホームに入れてもらったんですが、まだ発車まで1時間くらいはあったのではないかと記憶しています。なので、まだ機関車も連結されていないわけですね。
しかし、北海道でも3月といえば真冬であり、この時間ですと当然氷点下10℃くらいには下がっていたと思います。暖房装置を持たない客車は冷え切ってしまいますよね。でも、実際に乗ってみて驚きました。真夏のような暑さだったんです。(笑)

車内の温度計を見てみると、なんと40℃を指していました。汗だくで列車内にいると、車掌さんが出発前の点検に回っており、「暑いでしょ、まだ発車まで時間があるから、窓を開けていても良いですよ。」って声を掛けられたんです。そんなことで、車両の窓が1箇所だけ開いているんですよね。

到着後、折り返しまでに時間があるローカル線では、機関車の交代も含めて、客車を置いて機関区に逃げてしまいます。しかし、北海道の極寒の中で、乗車してくるお客さんに寒い思いをさせないという配慮から、目一杯の暖房を注入してから逃げ帰るわけですね。発車時間まで冷め切らないように、40℃という想像を超えた温度まで上げていくのでしょう。

北海道という土地柄、人柄がわかる対応に、小さな感動を覚えました。それは、まだ高校生だった私にも伝わってきました。
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