鉄道コム

2010/4/10  8:32

品川客車区:控車 ナハフ112021  客車 列車・車両(ブルトレ以外)
おはようございます。
やっと待ちに待ったお休みです。今週もキツかったです。

今日は朝練に行って、貨物列車を何本か撮ってきました。曇っていなければ、5時半過ぎで撮り易くなって来ましたね。性能の良いデジイチなら楽勝なのですが・・・早くデジイチが欲しい!

さて、今日も撮影ネタが切れていますので、昔の写真から。今日は珍しく、客車の単品写真です。


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昭和56年9月頃 品川駅(品川客車区)にて ナハフ11 2021

品川客車区構内で入れ替え中の10系客車「ナハフ112021」です。
おそらくは、その昔に急行「桜島」「高千穂」などに使用されていたのではないかと思いますが、ネットで調べても素性が良く分かりませんでした。ただ、電気暖房の2000番代であることを考えると、むしろ東海道本線よりは北陸や東北方面で使用されていた可能性も高いですね。

軽量客車は、その構造や軽量設計が仇となり、老朽化が早く、同時期に製造された20系寝台客車と同様に、比較的に短命に終っています。客車列車の電車化・気動車化に際しても、戦前型の客車に比べていち早く徹底した感があります。そんな状況の中、このナハフ112021と僚友の2022が品川区で昭和60年代まで使用されていたようです。その役割は、品川客車区と尾久客車区間で行われる、客車の回送でした。

本来、客車は蛍光灯やテールランプ用の車軸発電の設備を擁していましたが、暖房設備は搭載していません。したがって、機関車から暖房用の蒸気或いは電気暖房用の電力を受けて暖房を行っていたわけですが、国鉄末期には東京機関区のEF58撤退し、暖房装置を持たないEF65PFのみとなってしまいます。
昭和60年から貨物列車の車掌(列車掛)の乗務は廃止されることとなりましたが、客車列車については引き続き車掌常務が行われておりました。これは、客車の中間車には手ブレーキが装備されておらず、留置の際の転動防止として控車が必須であったと考えられます。

客車列車の組成にあたり、冷房装置については列車の必須条件になっていませんでしたが、暖房については昔から一部の例外を除いて必須条件となっており、車掌のみに対してであっても、職場環境の整備として暖房は必須となっています。

そこで、PF牽引となって暖房の利かなくなってしまう客車に対して、客車自体に暖房設備を搭載し、車掌車として生き永らえたのがこのナハフ11でした。この控車には品川区のナハフ11の他に、尾久客車区のマニ36も同じ役割で配置されていました。ちょうどシービーさんが『EF651106がマニ+オハネ25+マニ36を引き連れて 』でアップしておりますので、参考までにご覧いただければと思います。
また、過去ログ『EF65牽引 混合列車?』においても、大宮工場への配給列車としてマニ36が連結されているシーンをご紹介しています。


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過去ログで掲載した1コマですが、ナハフ11がすれ違い様に写っていますね。実際にはカブられたとも言いますが(笑)。

現在も尾久客車区と大宮センターとの客車の出入りは行われていますが、転動防止のための控車という概念にどう対応されているのかは良く分かりません。
現実にはこの後間もなく車掌乗務も廃止となり、これら旧型の控車は役目を終えたことになります。しかし、ネットで調べたところによると、このナハフ11の2021・2022共に、旧品川客車区で保存されていることになっているようです。

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