舞台を現代に移しての「東京物語」のリメーク映画を見に行きました。全体にゆっくりとしたペースでそれぞれの人の思いがつづられていて良い映画でした。母親 (吉行和子、68歳という設定だが年寄りにしすぎ、今の68歳はもっと若い)が亡くなってしまってからの家族の戸惑い、近所の人の親切、息子の思い、息子の恋人の思いなど、それぞれが感じることがじっくりと表現されていました。
ただ、奇異に思ったことが一つ。長男 (医者になって東京で開業している)の奥さんが自分の主人の妹 (美容院経営、中嶋朋子、演技がうますぎる!)のことを「姉さん」と呼ぶところがおかしいと思ったのです。年齢がそうなのかとも思ったのですが、それにしてもそうは呼ばないと思いました。そこにひっかかってしまって困りました。
家族の故郷はいぜんは尾道だったのが大崎上島に変更されていましたが、瀬戸内海はやはりきれいな映像でした。

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