テレビでも放送したドラマ「一路」の原作を読みました。やはり原作のほうが数段面白かったです、と言ってもテレビドラマのほうはあまり見ることができなかったのですが・・・。
浅田次郎原作の時代小説です。父の死により突然参勤交代の差配をしなければならなくなった若侍の話でした。西岐阜にあったという設定の架空の藩「田名部」から江戸までの中山道を参勤交代の行列を整えて進んでいくという道中で、お家乗っ取りをたくらむ藩主の悪い叔父が登場。また、師走ということで雪に阻まれたり、などといろいろな事件を乗り越えていきます。一気に読んでしまいました。本の装丁に描かれている道中の絵が、山口晃によるもので、これもとても面白い。すべてストーリーの中に出てくる事件をちゃんと盛り込んで描かれていました。とても小さいので虫眼鏡を使わないと見えませんが。
そういえば、現在上映中の映画「殿、利息でござる」も面白そうなので見たいです。時代物は本当のところがどんなのかはわからないけど、興味深いです。


0