台風の進路を心配しながら、昨日は奈良の国立博物館の休日特別公開に行きました。特別展は「天竺へ」〜三蔵法師3万キロの旅〜です。玄奘三蔵法師は、幼いときから賢くて、20代後半にインドに向かって国禁を犯して旅立ち、18年後に多くの経文と共に長安に戻り、そののちそれらの経文の翻訳のために多くの時を過ごしたということでした。教科書に出てくる経文を背負った画像がよく知られています。その三蔵法師の一生を描いた絵巻(国宝)の公開でした。色もきれいに残っていて素晴らしいものでした。帰宅してから平山郁夫が薬師寺の玄奘三蔵院の壁画を描いた取材旅行のことなどを三蔵法師の生涯と重ね合わせて書いた本を読み直してみました。なんどもシルクロードをおとずれた画家の業績も素晴らしいものでした。二人の求道の人生が重なり合います。


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