今年になって バスを2本しか釣っていない
釣ったバスは 自分が求めたネイティブだけど そんな数しか釣っていない
第1戦は 練習も本番もバスを釣ってない
ただ 本番で間違った事をしたとは思ってない
第2戦は 練習で1本釣り上げ あとはバイトをさせなかった
本番はノーチョイスで終った
これもまた 間違った事をしたとは思ってない
第3戦の練習では1本のみ
内訳は こんな感じで まぁ こんなもんです
今年の山中湖は ここまで全体的に釣れてないし
自分が求めていないバスは 必要ないし
釣れるからと言って 練習でやりきる事はしない
勘とか確信とか 自分を信じる部分もある
普通 太公望は 魚釣ってなんぼだと思う
数釣って 大きいの釣って 自慢してなんぼだと思う
ただ トーナメントのプラクティスとなると 話は別だ
以前 話したけど バスフィッシングが好きなのか トーナメントが好きなのか分からなくなって来ている自分がいる
ただ トーナメントまでの過程が 何故か好きだったりもする
また モチベーションやメンタル面の強化を プラクティスと共に 日に日に上げて行くのも 自分のやり方だったりする
前日プラクティスは フックのバーブを潰し 先端を切り 内側に曲げて フッキングさせないようにした
と言う事で 全く魚を捕りに行ってない
やる事は 最初から大体決めてあったので 見るべき場所を軽く流して行った
流しながら 『もう こんな釣りする事もなくなるのかな』と思うと ちょっと淋しい気持ちにもなった
色々ある中で 強い気持ちで決めた中で そう思ったのも素直な気持ちだった
半分ほど流すと 稲葉さんに会った
稲葉さんとは 前日に電話で話し 自分のやる事とやる場所を 何故か普通に喋っていた
まぁ その辺は 信頼関係と言うか プライドと誇りと言うか そんなもんです
話していると 重なっている場所もあり
『あー やっぱり そこ見てた』 『全く もー』 みたいな部分もあった(わ)
今回のトーナメント前は いつも以上にピリピリしていて 必要以上に人と話したくなかったけど 稲葉さんが電話くれて 話して ちょっとホッと出来た
ありがとう
一流しして 折り返しでチェックしていると 小笠原さんに会った
東レ ファクトリーチーム ウェスト リーダーの小笠原さんに会った(わ)
自分に気付いた小笠原さんが ニコニコしながら手を大きく広げていた
『大きいの釣れたよ』みたいに見えたそのジェスチャーは 後から聞いたら 『お手上げー』だったらしい(わ)
その時点で やるべき事が決定していたので 流しながら 小笠原さんの姿を眺めていた
その後ろ姿は 男ながら 見ていて惚れ惚れする
おそらく この人以上にクランクベイトをキャストした事ある人って そうはいないと思う
よく プロ野球のピッチャーが 肩を酷使し続け 壊してしまったりするが
小笠原さんは クランクベイトをキャストし続け 肩を壊すんじゃないかと思う
文章では伝わりにくいとは思うけど あの姿を見たら 真似出来ないのが分かると思う
小笠原さんは 京都から8時間以上掛けて山中湖に来ている
その時間だけで 通常なら疲れてしまうし 練習量からすれば 圧倒的に不利である
そして 更に疲れるようなキャストの嵐
自分のやりたい事をする為に来ている
この時代に 損得勘定無しに 自分を持っている
釣りばかりでなく 人として見習う部分が多い
「眠いっすわー」と言いながら 見せてくれるその笑顔に 幾度となく救われたように思う
ありがとう
昨年 チーム戦と言うものがあり 稲葉さんと小笠原さんと3人で ザ ローリング マークスと言うチームを組んだ
本来は 自分ではなく 一昨年までJB山中湖に参戦していた 琵琶湖の名手中の名手 大藪さんと3人で 東レのチームを組む予定だったらしいが 大藪さんが山中湖に参戦出来なくなり チーム登録を断念しそうになったところ 大藪さんが 「クランカーでチーム組んでみたら」との進めがあったらしく 自分が誘われた
今まで自分が出会って来た中で この2人は 間違いなくこの手のトップになる
全ての人を見た訳ではないけど 日本の中の指折りに入る使い手だと思っている
この手の釣り 口だけなら 何とでも言えるけど やってる事 分かっている事が違うのが 身近に居てよく分かる
学ぶ事も多くあった
今 改めて チームに誘われた事を誇りに思う
トーナメントして来た中での 自分の自慢にもなっている
まぁ 自分の周り(会社とか)で 分かってくれる人は 誰もいませんが(わ)
しかし まぁ この2人 何故か アメリカのほうが似合うように感じる
見てみたい気もする
全く責任もなく言ってるけどね・・・
頑張れ
東レ ファクトリーチーム アメリカ リーダー(わ)
更に流して行くと 今度は 太田さんに会った
太田さんは笑いながら 「クランク投げてないじゃないですか」と言って来た
太田さんとも ちょっと前に電話で話していて その時に
「増田さんが最後と決めた試合 クランクベイト投げて下さい」
「クランク投げてほしいんです」と言う言葉を貰った
その言葉は 嬉しい言葉だった
自分もそのつもりでいたし 『見せろ』と 後押ししてくれているように感じた
ありがとう
因みに その時は スピニングタックルでシャッドを投げていた
自分の中では 夏のシャッドは クランクベイトの延長線にある
動きなのか何なのか分からないけど クランクベイトで捕れないのに シャッドだと捕れる時がある
これは 河口湖のJB戦でボロ負けした時に 色々試した中で パターンの中に組み入れた一つなんだけど 自分の中で 何の確立も出来てなかったりする(わ)
で この日 それが特別にバイトを取れる訳でもない事を確認したかった
実際 ベイトの映像も そんな感じじゃなかった
そして 前日プラクティスも終了した
3回のプラクティスをしてきた結果 状況は 更に厳しくなっているように感じた
こんな時 心が折れた時点で 全てが終わってしまう
みんな強いからね メンタルな部分が下がると 飲み込まれてしまいそうになる
大切な事は やっぱり自分を信じる事だと思う
媚びない 退かない 顧みない
今回クランクベイトで釣りたくて ただそれだけの為の練習をした
釣りますよ
今まで 自分がやって来た事に 自信を持って 強い気持ちで挑みたい
『真似出来るもんなら やってみろ』ってね
そう思う

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