だいぶ日記の間があきましたが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
COVID-19の流行がいよいよおさまらないようですが、私は元気にしてます。
同人誌については、やはり一定数以上の頒布数が見込めないとオフセット製本は難しいので(置き場所の問題で)、コミケの情勢次第ですね。
それはともかくとして、今年も既刊シリーズのサポートおよび、新作の制作は続けていくつもりです。
宇宙ものだけで企画が3つあるから、早く同人イベントが復活してほしいものです。
●C99申込みしました!
今年5月開催予定のコミックマーケット99に参加申込みしました!
先日のエアコミケ2にもツイッター上で参加しておりました。
告知ご協力頂いた皆様には感謝です。
ありがとうございます。
現在、カノンイェーガーのシナリオ集を制作中で、最近、キャンペーンとテストプレイを兼ねて遊んでいます。
ディスコードで日程調整してますが、スレッド分けもできて、メイティより良いですね。通知も簡単に飛ばせますし。
オンセといえば、毎週のようにTRPGしてる方々を見かけるけど、あれはどうして可能なんでしょうね(笑)。
三龍戦騎団のプレイグループだと、日程調整だけで数週間かかってしまって、良くても1ヶ月に1セッションぐらいの頻度です。それぐらいが自分には丁度いいのかも。
そういえば、オンセツール「どどんとふ」が2020年末で廃止となりましたね。
ゼノもーふ!以降、どどんとふにはずっとお世話になっていました。
長い間、ありがとうございました。
●ゆうこや
TRPG『ゆうやけこやけ』の記事は、ひきつづきRole&Roll誌にて連載中です。
直近ですと、10月19日発売のR&R193号にて、
「お一人ゆうこや」ルールと、そのシナリオ2本を書いております。
http://r-r.arclight.co.jp/backnumber/3750
語り手1人とPL1人だけであそべる、少人数用ルールとシナリオです。
ぜひ遊んでみて下さい。
もののけが人間の家に居候しているシチュエーションも遊びやすくなっています。ドラえもんとか、藤子・F先生っぽい遊び方もお勧め。
発売直後にさっそくプレイ報告があがっていて、嬉しかったですね(笑)。
R&Rゆうこや連載では、他にも色々な舞台を紹介済みです。
昔話の世界を舞台にする「ゆうこや昔話」、その派生である「大江戸ゆうこや」シナリオも好評を博しておりまして、ありがとうございます。
昔話や、落語モチーフのシナリオというのも、普段の一名町シナリオとは一風変わった面白さがありますので、ぜひR&R誌を購入して遊んでみてください。
●三龍戦騎団における、オフのイベント参加基準について
こうCOVID-19がおさまらないと、コミケに限らず、不特定多数の方が集まるオフのイベントには、参加が難しいと考えています。
たとえ、当地の自治体・会場となる施設の基準で開催OKとなっても、
個人的な事情もあり、
関東近郊の新規感染者数が
1日10人ぐらいに減るまでは、参加しないつもりです。
出たいのは山々だし、個人的な友人知人との少人数での待ち合わせは、この限りではないですが。基本的にはそういう方針でいこうと考えています。
●カーバルスペースプログラム
8月下旬から、パソコンゲームの「カーバルスペースプログラム」(KerbalSpaceProgram、略称KSP)にはまっています。
パソコンにSteamをインストールすれば遊べます。
https://store.steampowered.com/app/220200/Kerbal_Space_Program/?l=japanese
かなりリアルに、軌道計算や航空力学が取り入れられている宇宙開発シミュレーションゲームです。
しかし難しい計算などは不要で、小学生でもプレイできるインターフェイスが秀逸。
手軽にレゴ感覚で組み立てた飛行機や宇宙船を、なんども墜落させて爆発させているうちに、自然と他の惑星にまで調査船や無人機を飛ばせるようになっています。
で、その過程で、「航空宇宙軍史」シリーズみたいな、リアルな軌道力学の感覚も自然と頭に入っている。これは凄い。
もちろん、モデルとなった宇宙計画について知っていると、なお飲み込みが早いのは間違いないですが、プレイの過程で勉強しても面白いものです。
宇宙関係のニュースがかなり実感を伴って理解できるようになります。
今は、いよいよ外惑星圏にあるガス惑星ジュールの探査に乗りだしたところ。
その惑星の月には海洋があるらしいので、そのために水上機型のSSTOを搭載子機として作ったところです。
SSTOとは「単段式宇宙機」のことで、この場合はスペースプレーン型を意味しています。
架空の惑星の探査のために、架空の宇宙計画をプレイヤーが立案し、それに必要な宇宙機を開発する……
これは、かなりピュアなハード宇宙SF体験といえるのではないでしょうか。
素晴らしいですね。
始めるにあたって、まず、
チュートリアルは必ず受けて下さい。
幾つかプレイモードがありますが、最初は「サイエンスモード」から始めると良いようです。
宇宙船の操作は既存のメカものゲームとはかなり異質なので、とにかく最初はきちんとチュートリアルを受ける必要があります。ホーマン遷移軌道とか出てくる。
飛行機の操縦は、フライトシューティング系に慣れてればそう難解でもないけど、組み立てはかなり考えますね。
翼の取り付け角度などは、やはり独特。
最初のうちは、弾道軌道にロケットを打ち上げるだけでも必死ですが、
慣れれば、数千トンある大型船を作って、惑星や衛星を調査したりできるようになります。
終盤には原子力エンジンやイオンエンジンも出てくるぞ。
船の航行には、こういう軌道マップを使い、コンピュータの補佐をうけつつ軌道マニューバを設計します。
推進剤が足りないと、太陽軌道に放り出されて永遠に帰れなくなる怖さがある。
ロケット開発はこういう爆発事故がしょっちゅうで、トライアンドエラーでゲームは進みます。実にスペースX社ぽい。
機体の重心、空力中心なども考慮しないと、空中でバラバラになったりも。
しかも、推進剤の消費にともなって重心が変わったりする。
天体から資源を採掘して、推進剤を精製する自動プラントを打ち込んだりもできます。
自由にいろいろな宇宙開発計画を実行できる、サンドボックス型のゲームですね。
強い重力と濃密な大気をもつ惑星イブからの帰還はきわめて困難で、中盤の山場。まだ生還できてない。
バリュートを入手するとだいぶ突入は楽になるけど、途中で機体が横転してしまったり、バリュート分離時になぜか爆発したりと、かなり難しい。
惑星ドゥナ軌道上でのドッキングを成功させたところ。
TSTO(2段式宇宙機)を作り、大気圏内で子機を空中発射させたりもしました。
現実にも民間宇宙企業が幾つかこういう空中発射ロケットを開発していて、それをゲームで再現できるのは興奮しますね。
組み立て工場は2機同時に組み立てる仕様じゃないので、組み立ても操縦も、ややこしかったですが。
空中打ち上げはカッコイイ。
子機を切り離してから空中でロケットに点火させたら、なんと、母機のお尻に子機のコクピットが激突する事故が発生。
コクピットだけになった機体が、高度10000mから落ちていったときはあわてましたが、自力でパイロットは脱出してパラシュートで生還しましたね(笑)。
この機体は、まずロケットに点火して、母機が機首下げモーメントで下を向いてから子機を切り離すと安全に分離できました。
ウルトラホークなどの空中分離メカも、開発には苦労したに違いない。
空中発射されたロケット子機が母星カービンの周回軌道をまわり、大気圏に突入して帰還。
カプセル型の船とちがい、スペースプレーン型の機体は、大気圏再突入でバランスを崩しやすく、やや難しい。
(上の子機はロケット機ですが)
SSTOは大気圏内用エンジンと宇宙用エンジン、別々に積まねばならないため、普通の垂直型ロケットより、重量的にも設計が難しいですね。
終盤になって、両者を兼用できる複合サイクルエンジン「レイピア」を入手すると、だいぶスペースプレーン型SSTOの設計は簡単になりました。
現実にも複合サイクルエンジン方式のスペースプレーンは開発中で、まさに近未来ハードSFといった感があります。
着陸に失敗したすがた。
年末は、水上機型のSSTO開発に四苦八苦しておりました。
コンセプトがまるで違う航空機を1機で実現しようというのだから……。
まあ、現実とちがって、水に浸かってもエンジンが動くとか、かなり簡易化してくれてはいるんですが。
推進剤タンクをフロートがわりにしたり、大型飛行艇タイプの試作機を作ったりしましたが、安定しなかったり、軌道上に達しなかったり。
まぁ、フロートって、余分な重量物だし、機体のバランスも崩れるので難しいですよね。
また、高翼にエンジンを配置した大型機は、推力の中心が重心とズレるため、空中でバランスを崩したのでしょう。
で、
水中翼で揚力をかせいで離水するコンセプトで作ったら、上手くいきました。
↓この機体「カワガラス8」は、カービン周回軌道に達する能力を持ちます。
離水時の速度は時速400km近いため、ちょっとでもバランスを崩して翼が水面に接触すると機体がバラバラになるというスリリングな機体です(笑)。
カノンイェーガーの
亜音速突撃砲っぽいですね。
再突入して帰還したところ。

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