朝 出かけようとすると 我社の若人が二人来て
彼「今から出かけますか?」と聞く。
私「出るけど何か?」
彼「出るなら ミーちゃんも一緒に連れてってもらって・・・むにゃむにゃむにゃ・・・・・」
私「それ誰?」
彼「そこで倒れてんです」
私「ええ??????????」と 走っていった。
倒れてました、子猫が。
ガリガリに痩せていて 顔が汚い きたない。
どうやら 風邪を引いていて くしゃみと鼻水そして目やにで
顔はコペコペ。そして 毛がはげている。
うわ〜〜〜〜、どうして会社の前で倒れてんのよぉ!
と言いつつも 抱っこすると ぽたっとした重さと温かさが可愛い。
仕方が無い。妹と動物病院を探しに出かける。
しばらく行くと まだ始まっていないらしい医院の中に先生発見!!
無理やり飛び込む。
「すみませ〜〜〜〜〜〜ん。お願いしたいんですけど・・・・。」
一目見て先生はすべてを察して 「飼うつもりがあるのですか?」と聞かれる。とりあえず 診ていただきたいので「ハイ」と答える。
体重がたったの600グラム。
弱りきっているが 先生が体温を測ろうとすると抵抗して
抑えている私を噛む 引っかく また噛んでまた引っかく。
結構やんちゃで気が強いぞ。
点滴を受け 色々検査もし 目やにを取って ハイ出来上がり!?
検査を待っている私の胸で「ぐっしゃぁ〜〜〜〜ん」と鼻水を飛ばしつつ
大きなくしゃみ。
背中からは点滴がもれて出てくる。
私のブラウスは もうベタベタだ。
絶望的な気持ちで 服の事は諦めた。
幸い 変な病気も無く しっかり食べたら生きていけそう・・・とおっしゃった。ただし、その時には 15年は生きていきますから 覚悟して・・・って。
お会計・・・14500円頂きま〜〜〜〜〜〜す。
え? ええ??
履き替える靴がないので買おうと思っていた計画が ガラガラガラと
音を立てて崩れてった。
帰社してから ぶーぶー文句を言ってみた。
こんなに高くついたじゃん。
誰が飼うんよ。 命を助けるのは 高くつくもんなんよ。
なんてね。
今夜連れて帰って面倒見ます・・・・と言う子が 治療費を払おうとする。
その心意気や良し!
もう良いよ。靴を諦めるから・・・・・。
あんた達 偉いね。こんなに汚い子猫に目薬を差し
食事をさせ 下の始末をして。
この子はね 治りさえしたら 賢くて甘えん坊でやんちゃ坊主のとても可愛い猫になるわよ。
この子猫を飼った人が ずっとずっと 大切に大切にしたくなるような素敵な猫になるわよ。
その片鱗が見えるもの。
あ〜〜〜、可愛い!!!
さて、このブログをお読みの皆様
「可愛いのはお好き?」

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