見てきました。
「シネマ歌舞伎」と言うそうです。
舞台を撮った映画なので 細かい表情も見えますし なんと言っても安いです。
1000円でした(前売りだからかしら?)
「京鹿子娘道成寺」を新しい演出で 玉三郎と尾上菊之助が舞います。
新しい演出と言うのは 白拍子花子を二人で舞うと言うものです。
その陰と陽 表と心情とでもいうのでしょうか?
重なって同じ舞をしたり 対称になったり
逃げる男と追う清姫になったり・・・・・。
二人が絡まって舞うその違いも また映画なので充分に見られますよ。
あまりに素晴らしかったので、 またまた お勧めします!
大阪なら梅田のピカデリーで もうしばらくやっていると思います。
是非いらして!
なんと言っても菊之助の花子が可愛い! いじらしい!
本物の「娘」でした。
その後ろで 隣で 玉三郎はその心の中を舞っているかのようでした。
たおやかで色っぽくて情念的で。
お二人とも 体中の関節が柔らかくて
筋肉はきっと強くて 全てがコントロールされています。
「芸」と言うものの素晴らしさを一時間あまり 堪能しました!!
情的にならず ずっとかわいらしく待っていた菊之助の花子が
最後の最後に 鐘に上りついて見せた表情の素晴らしさ!
恐ろしいと言うよりも 人間の哀しさというか切なさと言うか・・・・。
こんな風に歌いたい!!!・・・・思ったのですよ。
是非見に行っていただきたいので
あまり色々書かないほうが良いでしょう?・・・・・・・言いたいけれど我慢ね。
とにかく劇場で 感じてらしてくださいね。
こんなに素晴らしい文化を持っている私達は本当に幸せね!

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