「Night And Day」は コール・ポーターの有名な曲ですね。
どなたも良くご存知だと思います。
私も若い頃から大好きで この曲もレパートリーに入っています。
でもね、これが難しいんです。
なんていうか・・・・・突っ込みきれないと言うか・・・・・。
今悩んでいるのは「night and day」と言う歌詞です。
楽譜では「night」を四分音符で書いてあって
「and day」は両方とも その半分の八分音符で書かれています。
しかも、「and day」で 小節は終わっていて
あと 6拍も 音を伸ばし続けるわけです。
ここの歌い方が難しい。
Jazzは 「後ろのり」と言いいますね。
音をできるだけ長く長く感じること。
拍を後ろで感じること。
でも「And Day」を楽譜通りに歌うと 前のめりに聞こえるような感じがするのです。
ですから どうしても「Day」を 次の小節の頭に持ってきたくなるというわけ。
Jazzは どんな風に歌おうと自由なのでしょうが、楽譜を見ていると
コール・ポーターさんは「night and day」は すべてこんな風に書いていて
サビのところの「Night And Day]だけ、全部を四分音符で書いています。
そうやって 歌を盛り上げているんでしょうね。
その思いをできればそのままで歌いたい。
だから、後はまだいいとしても ここは楽譜通りに歌いたい。
でも 今のところ 自分で歌いながらも「前のめりっぽいなあ〜」と感じると言うわけです。
そして、そんな風に歌ったすぐ後に「you are the one」と来るのですが
この「you are the」が二拍三連。
つまり 二拍を三つに分けて歌わなくちゃいけない。
ね?難しそうでしょう?
そこがまた 良いんですよね〜。

この「night and day you are the one」のところの楽譜の並びが大好き。
そこを上手く歌えたら
ポーターさんの「仕掛け」は まずまず大切にしたといってもいいかなあと
自分で勝手にOKを出せるのですが・・・・・。
何でこんなことにこだわってるんだろ?
もっと自由に歌ってもいいのにね。
でもね〜、楽譜を見ていると ポーター氏の仕掛けがわかったような気がして、
そのことに感動して
それをそのまま歌えたらいいな〜〜〜と思うのです。
それを自分のものにできて ずっと歌っていって
そして 気が付くと 楽譜から自由になってた・・・・・と言う風になりたいなあ。
この歌は特にね。
みんな どうしてるんかなあ〜〜〜〜。
ここまで長々とした文章を読んでくださった皆様
楽譜もないし 音もないから
何言ってるか 分かりにくかったでしょう?
お読みくださって ありがとうございました

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