長男が面白いことを言う。
折角入っているマンションを離れ、小さな古い家に住み替えたいと言うのだ。
私たちの会社が「エコ プロダクツデザインコンペティション」の協賛企業になった時、彼は すんなりとは喜ばなかった。
企業イメージの為にエコに力を入れているような宣伝をしている企業と
本気のつもりとは言え、まだ何もできていない自分たちと 一体どこが違うのかと悩んでいるようだった。
取り組むというからには キチンとやりたい。
イメージの為にやっているような事には成りたくない。
それから 色々学んだり考えたり。
で、行き着いたのが 小さな家。
彼は言います。
「どんなに大きな家に住んでも 自分が今居られる場所は 自分の周りのほんのわずかな空間だけだから、家は小さくていい。
それに、その方が 絶対に要らないものを持たなくなるし どう考えてもその方がエネルギー消費を抑えられるし。」
そして、マンションでは制限の有る「リフォーム」を 自分の手でやりたいというのだ。
「床は 四万十ヒノキを貼ろうと思って」
「良いじゃない」
皆が 小さな家に住んで 物を少なくして 使うエネルギーも少なくして・・・・。
そして、豊かに暮らす為に 例えば図書館とか体育館とか 公園とか広場とか
様々な公的施設が充実していたら それで良いのだと。
う〜〜〜ん、理屈は分かるけれど・・・・・・。
やってみる?
漆喰塗りなら 私 結構上手だよ。
ノコギリだって それなりに 真っ直ぐ使えるよ。
あなたの理屈、分かったような 何となく分からないような・・・・だけれども
やるって言うなら手伝うわ。
何だかその辺りに あなたらしさがあるような気がして・・。
あなたらしさ全開でぶっ飛ばして欲しいから
んじゃまあ、やってみる?
楽しみにしているわ!!
それに、確かにその辺りに「これ!!」と言う物が潜んでいるような気がするんだよね。

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