YouTubeで サラ・ボーンを探して色々聞いていて 見つけました。
エイミー・ワインハウスがジャズを歌っています。
彼女は まだ25歳。
けれど 歌のキャリアは素晴らしい。
自分で ソウルやリズム&ブルースの曲を作って歌っています。
2007年のグラミー賞では 主要4部門中3部門を彼女が取ってしまったのですもの。
けれど、残念ながら ドラッグのせいで 入国を拒否され表彰式に出られなかったそうです。
彼女の素晴らしさについては M.Niijimaさんのブログエントリー
「ズラし、スカし、カワす」に詳しいので 読んでくださいね。
私は彼女の声の強さと彩りの豊かさ 歌唱力と素地の深さに感動するのです。
天賦の才って こう言う事なのでしょう。
で、冒頭に書いた彼女のジャズも 素晴らしかったのです。
歴史に名を残すようなジャズシンガーにもなれるでしょう。
けれど、彼女は この若さでリハビリの施設に入らねばならないくらい 生活がアルコールと薬物に侵されています。
それが本当に悲しい。
彼女のコンサートで 彼女はお酒を横に置き、それを飲みながら 酔っぱらって歌います。
それを沢山の大人 特に男性達が わ〜わ〜と喜びます。
私はそれが腹立たしくてなりません。
それをあおり立てて 商売にしている人達も きっと沢山 まとわりついているんでしょう。
「志は高く」
特に何か表現をしようとするアーティストは そうであって欲しい。
確かに 天才と呼ばれるような芸術家は 大層な変人が多いです。
逸話が色々あります。
それでも 彼らは 自分の芸術に対してはとても素直で真摯でどこまでもどこまでも 追求する事を止めなかったのだと思います。
エイミー・ワインハウスのファンには 残念ながら 彼女を心から大切に思い、その才能をどこまでも発揮して欲しいと思わない人も多いようです。
あえて この言葉を使いますが低次元の所に甘んじさせようとする力が働いています。
それは 自分の土俵にいて欲しいという願望だと私は思います。
自分の土俵を さらにより良きものにしようと思うファンなら 彼女に対しても 同じ事を望むでしょう。
健康でいて欲しい。
健康な肉体で しっかり歌って欲しい。
最近 私は「Left Alone」と言う歌を歌い始めました、
これは ビリー・ホリディが 作詞したにもかかわらず 病死してしまい 歌う事の出来なかった歌です。
彼女もまた 他に類を見ない才能の歌手であったのに 残念ながらアルコールと薬物で生活も身体もボロボロになってしまいました。
晩年は 歌うことがむしろ彼女の自信をぐらつかせる事になるくらい ひどい状態だったようです。
私は エイミーにそんな風になって欲しくない。
彼女は 健康であれば ビックリするような大輪の花となって 世界中の人を楽しませる事が出来る才能に恵まれていますもの。
本当に 久々の大輪。
しっかり 咲いてくださいね。

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