ずっと 全速力で走るようにここまで来て、やっと 一息 仕事を離れ、家事から離れ、自分の楽しみだけの日を送って来ました。
パリは 私が一番違和感を感じない町。
大阪にいるよりも 違和感を感じない町。
そこに行って リフレッシュという訳です。
まず 行きたい所・したい事を色々出しました。
その筆頭はエッフェル塔に上る事。
前回は その下の公園で見上げている時に余りにも気持ちが良くって 眠ってしまい

、時間が無くなって 見ただけになっていたのです。
それに「
エッフェル塔の図面集」を見て 大感動していたので、上に上って この目で ちゃんと見たかったのです。
朝 九時半オープンですが、大層な列が出来るとの事で 八時半くらいに行きました。それでも 列が出来ています。
お〜〜〜!!!
やっぱり凄い!!
ビックリなのは 今 修復しているのですが、それを 網も張らず ゴンドラにも乗らず、人が身一つで 作業をしていた事です。
それを 安全な所から見ているだけなのに、私は 縮み上がりました!!
一番上から見たパリ。
大満足!
さて、じっくり時間を使ったので そろそろお昼。
レピ デュパンというところで とてもおいしいお昼を食べて体力を付けて オルセー美術館に。
昔は駅舎だったそうですね。
だから 建物も素晴らしいし、飾り方も 変化に富んでいて 美術館にありがちな堅苦しさが無くて 若い人 子供連れの家族も沢山訪れていました。
夜は これも今回のツアーで是非行きたかったバレエ公演を見に行きました。
劇場は ガルニエという古い建物です。
でも とても美しい!!
そして豪華なのですが、日本で見るより 安く見られます。
学生さん等 2000円くらいで 当日空いている所で見られるそうです。
運が良ければ、ビップなお席の場合もあるようですよ。
ここでちょっと 記念撮影。
公演は「エブゲニー・オネーギン」という珍しいものでしたが 本当に素晴らしかった。
まず 振り付けに驚きました。
クラシックバレエは 形が決まっているので、なかなか 目新しい振り付けは生まれません。その中で ダンサー達は 出来うる限りの表現をするのです。
今回の振り付けは その形の決まった中でも クリエイティブな事が出来るのを証明したような素晴らしいものでした。や〜〜、本当に良かった!!
そして、その振り付けを 主役の二人は最高の踊りで表現し切ったと思います。
「やっぱり 凄いね〜」「素晴らしい」を 私も息子も連発しました。
そして、感動のバレエ公演が終わって、スタンディングオベーションしている時、突然 舞台上である発表がありました。
オペラ座のバレエ団では ダンサーの位があります。
その最高位が エトワール。
主役を踊っていても エトワールになっている人は そんなに多くありません。全てのバレエダンサーの憧れです。
まあ かなり位のある勲章をもらうとか重要無形文化財になるようなくらいまれな事です。
それが なんと!!
私が行っているその日に 発表があったのです。
その日踊った主役のイザベル・シアラボラを エトワールに・・と言う発表です。
会場中が 興奮の渦に!!
ウオ〜〜〜〜と言うような声が上がり、みんな立ち上がって 拍手です。
そして、又 発表です。
なんと、準主役を踊っていた男性マチアス・アイムという人も エトワールになったのです!!
二人とも 発表があった時 両手で顔を覆っていました。
きっと 喜びの涙がいっぱい出ていたのでしょう。
子供の頃からの地味な努力と我慢と諦める事のない表現への探求が 実を結んだ瞬間です。
エトワールに・・と言う発表がある舞台に出会う事もまれなら、二人同時などと言う奇跡のような場面に遭遇しました!!
息子も私も大興奮!!
いつまでも 熱の冷めないパリの初日でした。
一日目に こんな奇跡のようなことが起こり、既に幸せ一杯です。
このツアーは 時期のせいか とてもお得な価格です。
2つ星ホテルで5泊、空港券、そして空港とホテルの送り迎えまでついています。
それに おいしいものを一杯食べて バレエを見て モンサンミッシェルという所への一日がかりのバスツアーを含めても 十数万で済みました。
復活祭の後 レストランやショップで二週間のお休みを取る所も多く、それで観光の時期じゃなかったんでしょうね。
仕事休みが取れるなら 安くなる時期に こうしたツアーが利用できるんだと知りました。
海外旅行慣れしていない私は 行く所全てが感動でした。
そんな訳で しばらくパリレポートが続きますが、我慢して(!)おつきあい下さいませ。

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