「長期優良住宅」って言葉 聞いた事がありますか?
残念ながら 日本の住宅は寿命が30年と言われています。
戦前の家は 修理しながら次々にその家の長男が継いで守ってきていましたね。
今は30年!
例えば英国では1944年以前に建てられた家は3割。
ロンドンでは 半数以上が戦前に立てられた物だそうです。
日本では 今ある住宅の6割以上がなんと 1981年以降に建てられているんですって。
東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県では、1950年以前の住宅は1.6%しかないと書かれていました。
うむむむ・・・・。
そんな感じがしていたけれど・・・・・・。
日本では 新しい住宅は買った時が一番値打ちがあって それはどんどん価値が無くなりますよね。
手を入れて良くして行くという考え方は根付いていません。
壊しては建てる・・・・・そしてその壊すときにゴミをいっぱい出しますね。何でも、建築業界の出すゴミは 全産業の出す産業廃棄物の20%ほどあるという話です。
んじゃ、長く住み続ける事の出来る住宅をつくって行けば
まず、そのゴミが出ないでしょう?
町も人も 長期のビジョンが持てるようになります。
町が落ち着きを取り戻し 人間関係も安定します。
家や町への 愛着が増します。
そこに文化が生まれます。
そして、その文化は 使い捨てられる事なく 成熟して行く可能性が生まれてくるのです。
そう。
街では 文化は経済活動から生まれてきます。
だから、次々 新しい文化が生まれ、刺激的ではありますが
結構 使い捨てられても居ますよね。
その隙間から 沢山の人がこぼれ落ちて行く。
人の心が荒れて行く。
政府が長期優良住宅法案を衆院で通しています。
長期優良住宅を立てる人には とても大きな補助が与えられるというものです。
もちろん 長期優良住宅と認められるには 様々な基準をクリアしていなければなりません。
例えば、建てるときに耐久性・耐震性を確保している事。
バリアフリー。省エネ。家族の変化に応じた間取りや設備の更新がしやすい事。
維持や修繕をして行きその記録を残している事。
建てる人にとっていい事尽くめだけれど・・・・・高いんじゃない?
それを どうすれば当たり前の住宅として建てて行けるか、仕事として 取り組んでいる人たちが居ます。
そんな方々のネット新聞があります。
住まいネット新聞 びお
住宅のお話ばかりじゃなくて 草花の事 季節の食べ物 七十二候の説明を俳句や短歌を通じて書かれているエッセイ・・・・・・と 楽しい話題も色々あります。
200年住宅について知りたい方は これをクリックしてくださいね。
そして、行政は それらの活動を支援しながら、しっかりしたビジョンを持って「まち」をつくる事に もっともっと真剣に取り組んでほしいです。
バラバラに建てられた家で出来上がった「まち」は、人間関係もバラバラ。
長期優良住宅という活動だけでは守りきれないものがある。
個人や個人の家だけでは守りきれないものが 沢山あって
それを私たちは税金を払って 行政に託しているのですもの。
良い「まち」をつくってくださいな。
そして、私たちの会社もまた そのような活動の小さな小さな一部でも 担えたらな〜〜〜と夢見ています。
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