お正月のお節は 私達の家族が一番大切にしているお料理だと言えるかもしれません。
妹家族も私の子供たち家族も集まって、新しい一年を祝い、一年の志を立てる日です。
だから、3日かけて たっぷり色々作るのです。
一つ一つ、作り上げながら 子供たちの喜ぶ顔を思い浮かべます。
お年玉を出すタイミングはどうしましょうか?
小さい人達の動きにまぎれて 「今年の志」発表を忘れていたわ。
どうしようかしら?
床の間の無いマンションだけれど、お花もお正月らしく豪華に飾ります。
日本には そんな伝統的な行事が色々有って、健康や安全を祈ったり 豊穣を祈ったりしてきました。
お盆やお正月には ご先祖さんを身近に感じます。
そんな連なりとしての自分達であり、これから生まれてくる人達への責任もしっかり心に刻む、そんな伝統的な行事が沢山ありました。
さて、ここからは政治の話です。
若い頃の私は 伝統を重んじる「保守の勢力」が、身分や性別での差別を助長するものに見えたし、新しい考え方を拒否しているように感じていました。
だから、余り好きではなかった。
ただ、彼らが 故郷を愛し、日本を愛し、古代からのそれを守ろうとしているとは思っていました。
この度の震災、そして原発事故での対応を見るにつけ、原発を推進し この狭い日本に50基以上設置した自民党も、政権をもっている民主党つまり保守の勢力が、その「よって立つ基盤」であると思っていた「故郷」を本気で救おうとしなかった事に、私はショックを受けました。
そして国が国民を救おうとしない事に 大変なショックを受けました。
特に 日本の未来を担う子供たちを早急に救おうとしない事に絶望的な感覚をもちました。
彼らが今まで言って来た事は何だったのか?
保守というのは 一体どういう考え方なのか?
保守が 故郷を捨て、国民に温かい気持ちをもっていない今、私達は何をすべきなのでしょうか?
原発を無くそうとする人達の方が余程 国を愛していると感じる。
デモをして、警官に排除されそうになる人達の方が、それを取り締まる側よりも 余程 国を愛していると感じる。
東京に居て、いつまでも決断できない議論に明け暮れる人達よりも、
見知らぬ被災者のために今も動いている人達の方が ずっと日本を愛していると感じる。
私は 私の血の中に日本を愛する気持ちが強くあるのを知りました。
諦める事は出来ません。
四季折々の行事を通じて、先祖の残したものに感謝をし、恵まれた自然に感謝し、それを畏れ敬い、コツコツと守って来た人達に私達も又感謝をしたいと思っています。
感謝とは 又それらを守って行く事だと思います。
私達は 保守勢力とは違った「日本という豊かな国の守り方」を作って行かなければなりません。
だから、私は 伝統行事を大切にしたい。
その度ごとに 私達は日本という「自然に恵まれた国」の有り難さを思い、それを守る事を改めて誓い合えるからです。
クリスマスが大好き!
ハロウィンも 飾り物をします。
けれど、私達は 日本の伝統行事をもっともっと大切にしたいですね。
冬至はもう過ぎましたが、カボチャを食べ ゆず湯を楽しみ、お節も少しは自分で作り、素敵な新年を迎えましょう!
私の反原発は、反原発という行為ではなく、それがなくても成り立つ生活に向けたゆっくりとした生活の仕方の変革です。
いいえ、生活の仕方だけではなく 「生き方そのもの」を問うて行く動きです。
私達が与えられた命を 精一杯生きて行くと言う事だと思っています。
だから、日本の国を愛して それを守って行きたい。
若い頃から感じていた、不安や数々の疑問が 原発問題を考えて行くうちに纏まってきました。
原発の問題は私にとって、どんなエネルギーを選ぶかという問題ではなく「いかに生きるか」と言う問題です。
又、折りに触れその事を書いていきたいと思います。
皆様の新年がより素敵なものになるように お祈りをしながら
今日も私はお節を作り続けます。

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