最近、私のブログに勢いが無いなあと思われた方もいらしたと思います。
そうです、市長の発言。
あまりにも腹立たしすぎて、情けなすぎて、問題が大きすぎて何をどう書いたら良いか、心がまとまりませんでした。
そして、私が問題にしたいのは慰安婦の事ではなくて、そのそこにあるもっと大きな問題だから、その書き方が分からなかったのです。
大阪は、昔 タレント議員を知事にして大失敗をしたというのに、またもや勢いの良い言語だけでタレントを選んでしまいました。
そう、彼がタレントでなく 弁護士だと言うなら(悲しい事に事実ですが) 弁護士はこんなに非常識で見識の無い人が成れるものだという事になります。
そうなのかもしれません。
法律や判例を学ぶ事はあっても、人の暮らしや思いや命に寄り添った事も、本気で面と向かった事も無いのでしょう。
受け止めて、苦しんだり切なかったり、絶望的な悲しみを持った事が無いのでしょう。
不条理に人生をゆがめられ、苦しむ人を知らないのでしょう。
彼の一連の発言は 当初、マスコミでも矛先が緩かった。
今でも緩いと感じています。
その奥底に、「男は 性欲を抑制できないものだ」と言う事の暗黙の了解があるように思います。
いいえ、何があっても自分でコントロールしてください!!!
橋下発言を裏返すと、「男性の性欲は激しいものがあり、自分だけではコントロールできないから、そのままにしておくと、性犯罪が起こるのは自然だ」と言う事になるのです。
だから、風俗を利用せよと。
風俗を利用して 性犯罪をなくせと。
でも、性犯罪は暴力です。
命に関わる暴力です。
その暴力の歯止めに 風俗店を使えと言っているのです。
二重に 女性を冒涜しています。
その暴力の戦場での形が 戦時下での慰安婦だという事に気づいている人はどれくらい居るのでしょうか?
私がこの問題で 腹立たしいのは、社会に、男性陣に、どこか この問題への追求に曖昧さを感じるからです。
歯切れが悪い。
その歯切れの悪さこそが、私達の社会の男女の問題の病巣の根幹です。
男性が 性欲を我慢できないのは自然だ、あるいは、そこまで言わずとも、コントロールできない位、激しいものかあるから・・・・・と、性犯罪や風俗に対して甘い追及しか出来ない。
結局のところまだまだ男性社会なのですから、女性は無防備であり、法律家達にも守られていない事を感じます。
どんな事でも「ま〜、しゃーないなー」で許す・・・という寛容な文化のある大阪ですが、この件に関してはどこまでも諦めず、「しゃーないなー」で許さない強い対応をして行きたいと思います。
大阪を愛するから、絶対に 許せません。
こんな人が市長だなんて、本当に情けない。
一番反省しないと行けないのは そんな人を選んでいるという事です。
大阪を愛し、大阪の良き文化を取り戻し、温かで人の垣根の無い、庶民の文化度の高い町に、皆で大阪の舵取りをしましょうね。
そう、大阪は庶民の町でした。
お上(市長)が 何を言おうと揺るがず、これからは 私「達」が 大阪を作って行きましょうよ。

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