私は 努力は必ずしも報われるとは限らないと思っています。
でも、違う表現を使ったら、努力は いろんな形で報われる・・・・とも言えると思っています。
さて、第36代木村庄之助さんの言葉です。
「努力すれば夢叶う」
彼のこの言葉はこんなところから生まれました。
先ず、彼は 行事になりたくなかった。
嫌だったけれど、昔は親の命令は聞かないと行けなかった。だから、行事に。
でも嫌で嫌で。
行事は45人も居るそうです。
その中であの独特な相撲文字で 番付を書けるのは3人だけ。
それを書けるようになりたいという夢を持ったのが10年も経ってから。
そうです、嫌で入った世界の中で夢が見つかったのが10年もしてからです。
やっと見つけた夢なので、彼は努力します。
皆が休んでいても、彼はその相撲文字を練習します。
それで努力が実ってついに 番付表を書く事になるのです。
それから、最高位の行事になるのに どれくらいの時間がかかったのでしょうね。
その彼が引退した時、こんな風に言うのですよ。
行事は天職だって。
また生まれ変わってもやりたいって。
次々に転職するより、「やる気 根気 負けん気」で粘って努力する方が・・・・とご自分の人生から出た言葉です。
一つの世界に入って、そこの面白みが分かるのに 何十年という時間が掛かるんですね。
しかも、その間 努力を続けないといけない・・・・・・そのような努力の末に見える世界って、どのようなものなのでしょうか?
見てみたいなあ・・・・・。
私は 仕事だけじゃなく色々な事が次々に変わってしまった人生を歩んできましたから、彼の世界は自分の世界から推察する事さえ叶わない気がしています。
ただ、私は「私という存在」を諦めずに生きて来たなとは思いますけれどね。
皆さんはどのような人生を生きていらっしゃいますか?
木村庄之助さんの言葉が とっても素敵に思えた朝です。
では、今日も一日元気でね!!

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