昨日は
久宝金属の社長とおちびちゃんと共に
EN Lab.主催の「ワークショップ3.0〜これからのワークショップを紡ぎ出す〜」というワクークショップを考えるワークショップ??のようなものに行ってきました。
や〜〜〜!
面白かった。
何せ、
上田信行さん
中野民夫さん
荒木寿友さんと言う個性派が出そろったのですからね。
しかも、若い男性が鐘を叩く音から 何となく全員がそれに乗って色々なリズムを刻むということが始まりだったのです。
そう、何となく始まりました。
そして、歌ったり体を動かしたり飛び上がったり、グループになって突然出されたお題目(テーマ)にそってものを作ったり、修行修行と言われたり・・・・・・。
そのなかで、私にとってとても面白い事が有ったので、それについてお話ししようと思います。
上田さんが最後の方でこのような事をおっしゃいました。
「アートに対してデザインがあり、セオリーに対してはテクノロジーがある。
アートやセオリーは問題提起で デザインとテクノロジーは解決だ。」
だから上田さんは 最近教育学でも「デザイン」と言う言葉を使っていらっしゃるそうです。
私にとってその言葉が面白かったのは、自分の人生を振り返った時に なるほどと思える部分があるからです。
若い頃の私にとって、アート(例えば音楽、彫刻や絵画、お能等の舞台芸術・・・・・)は 私自身を揺さぶって 自由にするものでした。
苦しく生きていた私にとって、アートに触れている時だけが 幸せなのでした。
そうです。
アートは私を自由にしてくれていたのです。
それが「問題提起」だったからだとはね。
ある意味それがぴたりと来るなと思います。
社会にはいろんなルールや慣習があります。
それが歪んでいても その中で育ってくる私達はそれに染まり、枠を作り自分をがんじがらめにしてしまっています。
その時、アートは 自分をもっともっと自由にする翼を渡そうとしてくれているのですね。
その翼を手にしながら、そんなに簡単には 翼を持って飛んで行けません。
それは本当に難しい事です。
自分を変えるのは本当に難しい。
実は、それは 自分を取り戻す事なのに。
この年になって デザインという事に出会いました。
そう言えば それは歌に出会ったのと同じ時期です。
歌はテクノロジーではありませんが テクニックを必要とすることではありました。
そしてそれは、アウトプットです。
ものを作り世に問う事と 歌を歌う事は同じようにアウトプットです。
自分の今まで生きて来たすべてを掛けて、私は ものを世に出そうとし、歌を歌っているのでした。
昨日の上田さんのお話で、私はそれに気づいたのです。
オタクという言葉があります。
ゲームとかに夢中な人、何かにはまっていて 現実社会に向き合う事はちょっと横においている人。
そんなイメージですよね。
そんな人は昔からいました。
読書にはまっている人とかね。
オーディオにはまって、音の世界から出られなくなる人とかね。
私の場合はそれが、アートだったのだなと思います。
そこがその頃の私にとって唯一「息のできる場所」だったのです。
今、私は2本の刀を差して、冒険の旅に出ています(カッコいい

)
一つは、デザイン。
もう一つは歌です。
戦うのは 私自身の中の囚われです。
得たいものは 生まれ出た時の私です。
全てのものは また意味を与えられていなくて、自分でその意味付けができる可能性があった時。
自分で自分の絵を描いて行く可能性があった時。
その時、私はにっこり笑ってこう言うのです。
「私ね、楽しい事、いっぱいしたいねん。
皆でいっぱい ワクワクする事したいねん。」
自由になった心から見えているのは まだまだ意味付けされていないもの。
それって、キラキラに輝いて見えています。
昨日、荒木さんが出したテーマ。
「偶然できたグループで カレンダーを作ろう。
この部屋にあるものは何でも使っていいです」
私達は 9月が与えられていました。
9月というと中秋の名月。
まず、お月様には飾ってあった黄色の風船を使いました。
「お団子は?」
若い男性が 白い紙コップの底を使おうと言いました。
それを三角の山形に重ねました。
「すすきは?」
「白いロープを使おう!」
それを太鼓のバチにくくり付け、すすきに見立てます。
最後にウサギ・・・・・・ううむ。。。。
また、若い人が私に言いました。
「ウサギになって!」
窓際から お庭が見えています。
そのガラスにお月様をくっつけて、お団子を置き、すすきを立て、私は両手を上げてウサギになりました。
たったの10分ほどです。
その間に私達の頭の中はとても自由になりました。
その時の皆の頭の中の動きが見えたらどんなに面白かったでしょうね!
「ねばならない」から自由に。
折しも冬季オリンピック。
日本を背負ったり、日本の**界を背負ったりせず、シンプルに競技と向き合い、自分と向き合って下さいね。
そんな自由な心持ちにこそ 本当に豊かな日本が生まれて来るのですから。
ほんとですよ〜〜〜〜〜〜





3