セント・ジェームスのライブのユン ファソンさんは 「京都コンポーザーズ ジャズオーケストラ」のメンバーです。
このチラシの左の方にいらっしゃいます。
で、昨日は このチラシのど真ん中にいらっしゃる
谷口知巳さん率いるカルテットの演奏を聴きに行ってきました。
彼はこのジャズオーケストラを作った人でもあり、リーダーであり、トロンボーン奏者です。
私は、そうです、毎日音楽漬けです。
この方々のライブは前にも一度聞きに行った事があるのですが、私にはとても新鮮な音を奏でるトリオだったのです。
昨日はドラムも入って、更に個性が発揮されていると感じましたよ。
残念ながら、1ステージ目には間に合わず、入ると既に2ステージが始まっていて 思わずにっこりする音の中を歩きながら席に着きました。
音の中を歩きながら・・・・・って 何か気持ちが良いなあ〜〜。
やっぱり、この人達の音は 何か他とは違う個性があります。
トロンボーン、トランペット、ギターという音のアンサンブルがそう感じさせるのかしら?
やはり、この人達の個性がそうさせるのかしら?
有り難い事に 一曲歌わせて頂きました。
嬉しかった〜〜
30日のオーケストラとの前に、この音の中で歌えて幸せでした。
終わってから谷口さんと散々おしゃべり。
トロンボーンは 息を使って音を出すので、私達歌を歌う人と同じく この季節は辛いとおっしゃっていました。
色々なものが飛んできますでしょ。
花粉や 最近はPM2.5。
風邪やインフルエンザも流行っていて、そんなちょっとした事も息のコントロールに大いに影響するのです。
そんな話から、なぜトロンボーン? なぜオーケストラ?と言うお話もお聞きしました。
楽しかったですよ。
やっぱり、音との出会いは 人との出会いでもありました。
そして、オーケストラの魅力に取り付かれたのは 大阪のフェスティバルホールでの生演奏だという事でした。
グレンミラーオーケストラを生で聴いて感動なさったのだそうです。
私も若い頃にいっぱい生で良い音を聞いて感動したものが 私を支えて来てくれたという話をしたのです。
「やっぱり生ですよね〜〜」
と盛り上がります。
生は その日の調子というのが有って いつもいつも良いというわけにはいかないけれど、それもまた生の魅力の一つと思って欲しいなあ・・・・・と言うお話も。
結局のところ 生の演奏というのは人間そのものだという事ですね。
けれど、普段通りじゃない。
もちろんみんな、気合いを込めています。
でも、失敗もある。
かと思ったら、メンバーのおかげで自分から思いがけないものが出る事もあります。
それが楽しい。それが人生。
そんな諸々が生演奏の中で感じられるのが また楽しいところですね。
お話をしていて、このカルテットの音の個性は やっぱりこの人達の個性なんだろうなと思いました。
谷口さんという人は 人とは違って視点を持っている方だなあと思いました。
なので その視点から見ている世界を表現する言葉が私には新鮮でした。
おしゃべりの中から 個性が見えたし、音が聞こえてきました。
あ〜〜、楽しかった。
おしゃべりのおかげで 帰り道の私の心は 何だか軽くなりました。
知らなかったジャンルのジャズの歌を歌う重みをいつも感じていた心に、色々な音楽を生で聴きに行っていた若い頃の私の音楽へのワクワク感が戻って来たような気がします。
私の音楽のルーツを 思い出させてもらえたのかもしれません。
音楽は私をささせ、ワクワクさせてくれるものだったのに、歌うようになってから宿題ばかりが重くのしかかっていました。
そんなの吹き飛ばしちゃえ


もっと楽しもう


そう思いながら乗った帰り道。
お月様も綺麗でしたよ。

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