アルファベットばかり並びましたが 何の事か分かりますか?
「発達障がい」と呼ばれるものの名称です。
昨日は そのような障がいを持つ人とどのように上手くコミュニケーションを取って、一緒に仕事をするかという講座に行って来たのです。
発達の仕方に凸凹が有るので、できる事とできない事の差が大きい人達の事です。
こんな式を見せられました。
発達凸凹+適応障がい=発達障害
つまり、適応障害が起こらない環境にすれば 発達に凸凹があっても 仕事ができる。
或は 持っている力を十分に発揮できるという事なのです。
そのほんのちょっとの「適応できる環境作り」がないだけのために、仕事のできない人になってしまったり、自分勝手な人になっている場合が多々有るそうです。

例えば 簡単な算数の計算ができない。でも 大学院まで出ている優秀な人。

NPOの代表をしているけれど、時間の観念がない人。この人は お昼ご飯を食べに行く人達を見て初めて、「あ、お昼だ、食べなくちゃ」と思うそうです。

耳から聞いた事が覚えられなくて 電話の応対ができない人。

同じ事を集中してできない人。

片付けや整理ができない人。
・・・・・・と色々聞いて来たら、聴講生みんな、何だか自分にも当てはまるなあと思う事がいくつも出てきました。
結局の所 耳から聞いた事が覚えられない人には 目で見る、つまりメモで仕事を指示したり、メールでお客様と応対すれば良いそうなのです。
じっと集中できない人には 動き回る仕事を与える、昨日の例では 外回りの営業になって一番になった人がいるという事でした。
自分のルールで仕事をしちゃう人には 最初に擦り合わせをきちんとしておく事も大切だそうです。
・・・・・・と考えてくると 別に障がいの有る無しに関わらず、そのようにした方が 職場全体のコミュニケーションがスムーズに行く事は明らかです。
書いたもので渡しておけば、聞き損じたり、勘違いをする事も有りません。
忘れる事も少なくなります。
時間の観念が希薄な人には スケジュールの共有をしたら良いとか。
またその仕事のゴールをキチンと説明して誤解の起こらないよう、最終的には何を求めている事なのかを理解する事も大切だと言われました。
それは、どんな職場も同じですね。
と言う訳で、みんな 自分も結構当てはまるなあと思うと同時に だからこそ、そのような人がいてもイライラするんじゃなく 環境をどう整えたら良いか 考えたら良い事を学びました。
実際には単純ではないので 色々有りましょうが、要するに、こうした職場環境の改善は 働いている人みんなにとっても とても良い環境になるという事です。
程度の差があるとしても、私達自身が 同様に発達に凸凹が有るものです。
一人一人を良く見て、いいえ、その前に自分を良く見て 何が得意で何が不得意か。
自分を生かすにはどうしたら良いかを考えるのって とても良い事だなあと思いました。
最後に講師の方が言われた事。
「昔はこんなに障がいの名前がなかったんです。
なぜか?
社会がもっと寛容だったからです。」
そうですよね。
昔は 「あの人はちょっと変わってるなあ」とか「あの人にはこうした方が 上手く行くよ」と言った程度の事で済んでいたのですね。
そんなに分類分けしたり、線を引いたりしなかったのです。
この講座で 自分にも結構発達に凸凹が有って得手不得手となっているなあという認識ができた事と、自分は何が得意で何が苦手か考えようと思った事が、たいそう良い収穫でした。
そして、会社でミスや遅れが出ないよう考えて 色々手当して行っている事が、実際には 上記と同じ事をしていたのだと気づきました。
知らないうちに 良いコミュニケーションのために改善をしていたのですね!
知るという事は大切な事です。
知る事によって そう言う人と関わってもイライラする事が少なくなりますし、良いコミュニケーションがとれますし、自分自身の事も見えてきますものね。
良い事学んだなあ〜〜。
また、良い事学んだら、ここに書こうと思います。
じゃ、また明日!

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