11月から新しい期が始まっています。
毎日出勤ではないパート社員もいるので、できるだけ従業員全員とコーチや経理の先生方にもお越し頂けるように昨日、経営計画発表会を開きました。
いつもは従業員全員、自分の計画内容を詳しく話すのですが、今年はちょっと内容を変えました。
計画発表は大きな項目のみにしたのです。
「今年のテーマとそのために取り組むこと」です。
細かい所はプリントしたものをそれぞれが読んでおくという事に・・・・・。
今年は、社長と私で先日の
「関学の授業」の一部を社内でプレゼンテーションしてみました。
昔からの従業員はみんな退職しています。
今一度、70年近くある
久宝金属の歴史で、ずっと変わらずに大切にして来たことがどのようなものであるかを伝えたかったのです。
私達は考えに考えて製品を作っていますが、パッケージも又自分たちで考えています。
売り場においては、お店の人がメンテしやすいように、お客様が分かりやすいように。
あるいは、製品を無事に届けられるように。
なので、ものづくりの工程だけでは無く、包装業務一つ、荷造り一つ、とても大切な仕事だということを伝えたかったのです。
前期、雇ったのに辞めてしまった若い子は 未だ入ったばかりなのにそのような仕事をバカにしていて「雑務」と呼び、疎かにしていました。
それらは「雑務」ではありません。仕事なのです。
それをどうしても 分からせる事ができませんでした。
その反省も有り、もう一度、皆で、日々のどんなに小さな仕事に見えるものも大切な仕事だということを確認したかったのです。
いえ、むしろ、その小さなことを大切にすることが ものづくりの精神の一つでもあるからです。
その後、コーチから今期の久宝のテーマ「自立=できることは全て今日やりきる」に合わせて、自立についてのセミナーを行ってもらいました。
自立している社員とは、どのような人のことか?
また、自立のために必要なことはどのようなことで、それはどんな風に養って行けば良いか・・・・と言うようなことです。
コーチの話をとても面白く思うのは、このようなセミナーの時に大切だと言われるのはテクニック的なことではない所です。
むしろ「感じる」事を磨くようにという話をしてくださいます。
自立への工程として
自分で感じる⇒自分で考える⇒自分で決める⇒自ら行動し、結果を得るということに成るのですが、先ず、感じる=気づくということがなければ、知識や経験も生きて使えないのですね。
でも、考えろと言われるならまだしも、感じることを磨くのはどうしたら良いでしょう?
これも、コーチのセミナーでは難しいことを言われません。
「いつもと違うことをしてみて、いつもとは違う気づきを得る」と言うことでした。
私の経験からお話をしますと、社内で集まりがあって座る時、皆、いつも同じ所に座りたがりますよね。
これを変えてみるだけでも、感じるものが変わります。
会議で座る位置を変えたら、積極的な意見が言えるようになるかもしれません。
じっくり考えるようになるかもしれません。
いつも置いていた文具の位置を、今一度見直して違う方法をとってみるとか。
そこでもし、こうした方が良いと思っていたのに実はこちらが良かった・・・・・等と言うことが有ったら「やった〜!」です。
そこに、人の動き方のパターンや、感じ方が見えてくるかもしれません。
それは、新製品作りに役に立つのです。
より良い仕事ができるよう改善が生まれるのです。
そんなことを日々意識して行うことで、自分が変わって行くことでしょう。
常に意識していると、そこに気づくものが有り、改善が生まれます。
改善のために考えることで、久宝が大切にしている「工夫」も生まれやすくなります。
自分が変わる・・・と言うことが大切ですね。
そこに、自分の可能性が見えたらしめたもの、自信も生まれますからね。
より良い仕事のために「感じる」を大切にすることが 自分を磨き 変えることになる・・・・と言う楽しいことを教えてもらって、その後は会食!
さて、私は、この経営計画がスムーズに実現できるようサポートして行かなくちゃね。
楽しい方法でね!
新しい期の始まりって 何か、ワクワクするのよね




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