「人間塾」
そんな名前の団体って???・・・と思う人は多いでしょうね。
宗教団体かとか、変なグループのように感じられそうです。
若者をサポートするといって、奨学金は貸与じゃなく、給付されるんですからね。
そんないいことって、社会になかなかないから、ちょっと不安になる人も多いでしょう。
ここの塾長である仲野さんご自身、「奨学金をもらうと壺を売らないといけなくなるんじゃない?」とか「印鑑を勧めて回らないといけなくなるのじゃないか?」と思っている人もたくさんいるとおっしゃっています。
でも、それどころか、入塾者は様々な活動にも代金を請求されないのです。
例えば4泊5日のお遍路さん。
コンサート。
諸々もセミナー等々。
どんどん与えられる・・・・といってもいいかもしれませんね。
「え?? なぜ?」と思われますでしょう。
それは、この人間塾が いろんな活動を通して、若者を育てたいからなのです。
本当の意味で若者をサポートし、そして、立派な一人前の大人として社会に貢献できる人材になるようサポートすることを本気でやっているからなのです。
たまたま、経済的に恵まれなくて、夢を諦めざるを得ない若者はたくさんいるでしょう。
そんな若者の中から、さらに本気度の高い人たちに奨学金が与えられます。
ただ、その本気度・・・というところが難しい。
変なプライドは捨てさせられます。
シンプルで素直な自分で言うrことを求められます。
そして、人間性を養っていくことを求められます。
塾に入ると まず礼儀作法をうるさく言われるのだそうです。
どなたかの家に入るときは玄関先でまず、コートを脱ぐ。
金銭をお渡しするときは新札を用意する。
挨拶は伝わるようにきちんと声を出す。
色々あるようです。
今日は仲野さんの講演を聞きました。
私たちのような歳のものも、改めてハッとすることがたくさん語られました。
長く生きると、日々のことに埋もれて、初心を忘れちゃいますよね〜。
こう言うことを本気でする人たちに出会って、今日はとってもいい日になりました。
講演の後のお茶会も、若者たちは一所懸命テーブルを回り、私たちをおもてなししてくれました。
この一所懸命さが 社会を照らすようになりますように。
仲野さんは言いました。
社会は甘くない。苦しいことばかり。
それでも、それに負けず、なお社会のために働く人として育って欲しいと。
私はそこまで厳しいことを求めることができなかったなあ・・・・・。
大切なことなのに。。。。
これからはね、せめて、私も少しでも仲間として何させてほしいなあ・・・・と思っているところです。

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