キュリオスの世界から、やっと戻ってまいりました。
や〜〜、キュリオスの刺激の中で、ふわふわした日々を送っちゃいました。
幸せだった〜〜〜。
窓の外は明るい秋。

台風でやられちゃったベランダの小さな木々も 徐々に元気を取り戻してきました。
さて、今日は「友達」について。
毎日新聞の人生相談。
高校一年生の息子に友達がいないことを案じてお母さんから相談がありました。
ご両親とも友達が少なくて寂しい思いをしている。
息子も自分から距離を置いている感じで、それを苦にしているようには見えないということなのに、お母さんは心配なのですね。
それにたいして高橋源一郎さんは明快です。
私たちは小さな時から「お友達の横に並びなさい」などと言われていて「お友達の呪い」にかかっているのだと。
彼の友達は数人で、しかも会う必要を感じないというのです。
友達というのは彼にとって互いの孤独を理解できる人のことなんですって
私は、親友・友達・知人という枠組みそのものが変だと思っています。
関係を同心円のようにとらえていて、ある人は遠いと思っていても、何かのきっかけでとても近くなるかもしれません。
近いと思っていた人と縁遠くなるかもしれません。
遠くと近くを行ったり来たりするものだと思います。
だから、その関係をフレキシブルにとらえればいいと思うのです。
名前をつけるから、ややこしくなるんだと思います。
名前をつけると、そのカテゴリーに入るのは何人と、今度は数字になってしまいます。
いったい何人の友達がいると 私たちは幸せなのでしょうか?
孤独でいる方が好きな人もいるでしょうしね。
「友達の呪い」
一体いつから、友達や親友がいないといけないという考えが蔓延するようになったのでしょうか?
孤独が怖くてラインに没頭したり、一人が怖くて嫌なグループから出られなかったり。
友達がいないことより、その方がよほど恐ろしいことですね。
私たちはむしろ、そのことを子供達に伝えるべきだと感じています。
さて、こんな風に書きながら、私は友達が多いと思っています。
私の頭の中は個人的に知り合って、会うと嬉しい人はみな友達だからです。
もちろん、あちらがどう思っていらっしゃるか、わかりません。
でも、気にしません。
例えばね、いつも飲んでいるバーで知り合った方々。
ライブにいつもいつも来てくださる方々。
手作りのおもちゃや袋物を色々くださる方。ステージの話で盛り上がります。
私の話をとても面白がってくださる方。私を「お姉様」と!!
社会的な活動をずっと続けている方。なので、海外からのお客様も多いです。
偶然出会ったシンガー。彼女は一人で、イギリスと日本のミュージシャンを紹介しようと頑張っています。
先日は、いつも出会っていてご挨拶だけした女性とお知り合いになりました。
次に出会っておしゃべりしたら、もう私はお友達だと思うことでしょう。
繰り返しますが、あちらがどう思っていらっしゃるかは、私にはそんなに重要ではないのです。
もし、同じように感じてくださっているなら最高ですけれどね
高橋さんとは違う基準ですね。
どうやら、私はひと時であっても、心が開いておしゃべりができる人は友達と思っているようです。
こんな調子ですから、私にはたくさんの友達がいるということになりますね。
そしてその友達の居場所はとても近い時や、遠くなることもありますが、気にしません。
お互いに、楽しい時を持てる状態の時に会って笑顔になれれば良いのです。
先日のように7年も音沙汰のなかった若い女性が、おしゃべりがしたいと連絡があるなんて素敵なことも起こるんですものね。
もう飛び上がるほど嬉しい

そして、会ってみたら長い年月が吹っ飛んだかのようにおしゃべりできました。
その時間の貴重なこと
会ったことのない人も私は密かにお友達と思っていたりします。
そうです。
ここで知り合った人たちもです。
丁寧なコメントやメールをもらうと、会っていなくても手応えを感じるからです。
私は人見知りというのがほとんどありませんし、人に興味があるのです。
だから、友達と思える人がとても多いと思います。
(繰り返しますが、あちらがどう思っていらっしゃるかはわかりませんけれどね)
会ったことがない人も、滅多に会わない人、親しかったのに疎遠になった人も その人のことを思い出したらちょっと嬉しくなったり、「どうしているかな〜?」と思ったらもう友達。
それで良いんじゃないかと思っています。
なのに、私の子供たちのうちの二人は、友達がほとんどいないと言っています。
それでも、そのことを悩んでいるようには見えません。
私はそれを見て「へ〜〜〜〜」と思っています。
人それぞれ。
それにしてもこのお母さん。
どうやら息子さんは そんなに悩んでいなさそうなのに、気を揉んで人生相談に話を持ちかけるんですね。
母親って、そういうものかもしれません。
アレヤコレヤってね。気を揉んでしまう。
もう、子供の方がずっとしっかりしていてもね。
私もそう。
だから、イギリスに行って、少し離れようと思っています。
気を揉んでもしかたないので。
その間に、私は母親であるということから自由になれるのでしょうか?
私自身、どんな変化があるのか 楽しみにしています。

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