ニューヨークに住むある作家が コロナ前には若返りのため(?)美顔に通い、ジムで体を整え、高級レストランに通っていたけれど、コロナのおかげで、全てそんなに必要じゃなかったと気づいたという記事を読みました。
私たちもそれほどじゃなくても、必要のないことを色々していたことに気づかされたり、今までお金を払って人にやってもらっていたことが、自分でやると楽しいとわかったという様なことってありますよね。
だから、生き方を変えられたらいいなと思います。
だって、コロナで ガンっと「今まで」と今が断裂していますもんね。
本物のスタートラインができているわけです。
私は日本が、そして大阪がその「独自性」を大切に、新たな文化をつくり出せたらいいのにと思っているのです。
例を出しますと、よく「日本のアニメ」は海外で称賛されるほどのすごい文化だと言われますよね。
それっていいなと思って息子に話しますと、今は中国がすごいと教えてくれました。
日本では、アニメーターは食べていけない。
だから、せっかくのアニメ文化が育たない。
そこに勢いのある中国の人たちが大変な勢いでアニメを学び、作っていっているとしたら、競争が厳しいですよね。
でも、私たち日本人が戦後、海外のものづくりをまねることで学んでいったように、まねることから独自性を保つのは時間がかかります。
今の間に、アニメなど、日本の新しい文化、そして、日本にしかない素晴らしい伝統的な文化、その両方を海外にも、後世の人たちにも伝えていける形にしていきたいと思うのです。
テクニックなど、見えるものは真似られます。
私たち
久宝金属も、せっかく開発した独自のものがあちこちに真似られているのを見かけます。
ひどいのは、長年の取引先までが、紛い物を作っていることです。流石にがっかりしました。。。。
それでも、慌てず、放っているのは「クリエイティブな心意気」だけはマネられないと思うからです。
その真似ている人たちと争う時間とお金とエネルギーがあったら、新しいことに注ぎ込みたいからです。
しかも、まねる人は、見えているところしかまねないので「なぜそんな形か」「何のためにそんな風に作っているか」が分かりません。だから変なことをしてしまいます。
「志」と「クリエイティビティ」はまねられません。
私は、日本が、大阪が、そのクリエイティビティを発揮して、「コロナ後の本当に新しい文化、新しい生き方」を生み出していけたらいいなあ〜〜と思っています。
できるはずなんですよね、必死で絞り出したらね。
よかったら、これからどんな生活がしたいか教えてください。
何よりも、そうしたことが聴けるのが私たちの力になるからです。
よろしくお願いします。

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