帰国して1ケ月。早いものですねえ。
でも何も片付いていなくて、焦っています。。。
朝風呂に入ってぼんやりしていて、いろんなことを思い出していました。
で、いいことばかり思い出したので、イギリスに6ヶ月だけですが 滞在し、経験してよかったなあと思っていることを3つ書いておこうと思います。
まず、本当にいろんな国の人がいろんな風に生活しているのを見たことですね。
その「多様性」に心打たれました。
多様であることが許されるのは、人が多様である限り当たり前なのに、日本に戻ると窮屈です。
ずっと日本に住んでいた時は感じなかったことも、戻ってきてみると少し違和感があったりします。
テレビを見ていると、とっても太ったタレントや俳優がいない。
ドラマはほぼ日本人なのに、コマーシャルとなると急に白人が出てくる。
これは多様性じゃなく、劣等感と非寛容な社会の表れにしか見えません。
どんなに太っていても 超ミニのスカートをはいたり、お腹がぽっこりでもピチピチのドレスを楽しんでいる様子を見たのは本当に素晴らしいことでした。
二番目に言いたいのは やはり、オリンスキーさんの歌を生で聞いたことです。
歌への影響だけじゃなく、私の脳内の物事の序列とかカテゴリー付とかいろんなことを自由にしてくれた気がしています。
お気に入りを貼っておこうっと。先日も貼り付けましたけれどね。
こんなに難しい歌をこんなにmerrily に歌えるってどういうことでしょうね。
よほどの練習、ゆとり、自信、そして何よりも役柄を演じる幸せが身体中から溢れています。
こんな風に歌いたいし、こんな風に生きていかなくちゃなあ・・・・・・と反省中。
あらら、反省しない私が素直になったものですね。
で、最後、一番体験してよかったのが「
プライド イン ロンドン」です。
クリックしてくださったらいろんな写真が出てきます。
これはLGBTのパレードです。
もちろん いろんな人が参加できるので、それはそれは大きなお祭りになっていました。
その「ありのままの自分」でいようとする人たち、それを支持する人たちの広がりが、波のように押し寄せてきて、私は少し未来への希望が持てるようになりました。
まず、救急隊の人たちや、警察官が制服でしかも救急車やパトカーとともに参加していたことに本当に心打たれました。日本では絶対に許されない。
そして、ムスリムの人たちからも(ほんの少数でしたけれど)参加があり、どんなに勇気がいることだったろうと想像し、その勇気に心打たれました。
障害者の人もいたし、とても大きな会社が色々参加していました。それぞれいろんな工夫をして。
日本でこのパレードがあるときには行きたいと思っています。東京だけでしょうけれど。
こうして三つ挙げてみると、や〜、わかったことがありますね。
私は「人が人としてあるがままを謳歌して生きている」ことに心打たれたみたいです。
それは本当に大切なことです。
なんども書いていますけれど、命は頂き物です。
だからしっかり生きて行かないといけません。
そして、それを許さない「ルール」や「枠組み」や「モラル(と思っているもの)」や「習慣」などからは本当に一所懸命、私たち自身が自由にならなくてはいけません。
そのように生きて行かなくては 頂いた命に申し訳ないと思います。
こんなことを書いているのも、先日、ネットを見ていて、こんな時代に、学生たちに「髪の色や長さや形状指導があり、天然の場合証明が必要」「スカート丈、髪の長さなどの指導がある」・・・・などという記事を読んでしまったからです。
日本に戻ってきてまず思ったのは、「日本はもう何十年も遅れている」ということでした。
そして、恐ろしいのは、私がいうまでもなく何人もの人から「日本はこのままでは危ない」という言葉を聞いたことです。
日本にいてさえそう思っているということに驚きました。
さて、良いことを書こうとしたのに、脅しの様なことを書いてしまいましたね。
でもそれが私たちが生きている日本という国の現実です。
叱られるかもしれませんがあえて言います。
昨日まで、ラグビーで沸いていましたけれど、その中の「自己犠牲」という言葉が気になってなりませんでした。
さらに、自分を抑えたり、殺したりして生きることが増長されそうで。
そんな言葉を易々と使ってはなりません。
本当に危険です。
下手をすると自爆テロにすら繋がっていくような言葉です。
私はイギリスで色々な人が自分の命を思いっきり生きている姿に心打たれました。
そうあるべきだと思います。命をいただいただけでもラッキーです、それをきちんと生きなければ申し訳ない。
もちろん、他の人がそのように生きることを尊重するということも同時にしなければならないので難しいことですね。
でも、それは、命をいただいてこの世の中に生まれ出でた私たちに与えられている宿題なのだと思っています。
ああ、ついでに申しますとね、地球という星の奇跡についてもいっぱい感じました。
地球という奇跡の星に生まれ、命をいただいたことを大切に大切に生きていかないと、あまりにも申し訳ないと感じてしまいます。
イギリスのことを書くつもりが、こんなことになっちゃいましたね。
さ、美味しいお紅茶を入れて、頑張ろうっと。
今日はいいお天気ですね。

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