ハイ、今回は
「ダツ、カマス」の仲間についてお話しましょう。
上の写真は
オニカマス(バラクーダ)です。群れで回遊して身体も大きく2mほどの大物もいます、ダイバーには定番メニューって言ったところですな。彼らの餌は小魚です、んでキラキラ光る物は「餌だ!

」と思って突進してきます、歯も鋭く咬まれれば大怪我必至なのですが、それより怖いのはその突進力で尖った頭に激突されることの方が危険です。
沖縄での実話。あるスキンダイバーがライト片手にナイトダイブしていた時のこと海面近くで視界に突然
シジャー(沖縄でダツのこと)が入ってきました。その人はベテランダイバーですぐにライトを消してその場を離れたらしいのですが、離れた海面でまたライトを点けると運悪くそのシジャーがまだ側にいてそのライトに向かって突撃してきました、身体を反らして避けようとしたらしいのですが、ふくらはぎに直撃、脚が海面上に跳ね上げられるくらいの勢いです

シジャーの口がすねの骨まで達する大怪我をされました。その方は足からドクドク
血を流しながらなんとか生還されましたが、どれだけ強力なのかはお分かりいただけると思います。
別の事例では明かりを灯しながら漁をするイカ釣り漁船に
突き刺さった
こともあるらしいです。
これらからもダイバーライセンス習得の際「キラキラしたものは身につけない」と教えられたのが理解できます。でもそれさえ守れば全然怖くない魚です。


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