さて、今回は世界で人が被害に会ってるのが最も多い前の記事のウシザメを押し退け
1位になってるとってもコワイ種です

。
成魚の大きさは平均で4〜6mですが、未確認の記録では
9m近い者も発見された非常に大きいサメです。
色は背が灰褐色で腹は濁った白です。幼魚から柄が変わっていきながら成魚になり英名(タイガーシャーク)どおり縦じまになります。
このサメがなぜ人を襲う可能性が高いかを申しますと。
1.彼等は悪食で餌を選びません

。
2.浅いリーフ内でも活動します

(つまり人と遭遇しやすい)
3.非常に頭が良い

。
の3つがあげられます、まず餌を選ばないというのがありますが、これは悪食というより硬いものでも噛み砕くほどの力と歯の構造があるので、餌を厳選する必要が無いという言い方の方が正しいでしょう。
下段のハートを変形させたような形状の歯がイタチザメの歯です、サメの中でも珍しい進化をしたものですが、これは相当の圧力をかけても大丈夫な構造で、この歯と怪力でタイマイなどウミガメの分厚い甲羅を噛み砕いてしまうほどです。
更に彼等は研究の結果、非常に高い知能の持ち主だということが分かっています。
以前に観察されていた個体はカメを狙っていました、けどすぐに襲わず「
産卵から帰ってきて疲れたカメを狙う方が楽だ」と考え毎年この方法でカメを襲っているのが判りました。しかも別のイタチザメがこれを見てマネをしだしたらしいのです。
さらに彼等は考えます、
「親ガメ」より「産まれて海に戻って来たばかりの子ガメ」を襲えばもっと楽。
別の例では研究用に飼育されているイタチザメはまるでイルカのように何をすれば人間が餌をくれるのかを見て覚えたそうです。ジャンプするとか芸をしたかまでは知りませんが。
近年、サメの知能について研究をしている学者によると「
サメは最低でもイヌ並みの知能がある
」と発表してますね、個体差はあるでしょうが、私もサバイバル能力の高いサメは概ね賢いと思います。
イタチザメは怖いエピソードばかりではありません、ポリネシアでは
「
イタチザメは先祖の生き返り
」
とういう神話があり、

神聖視

されてるところもあります。

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