
もう寂しくなってしまったネギ畑だが
ほぼ最後の出荷になるかもしれない収穫をした。
その中にこんな凄いネギが待っていたんだ。
1本200〜350gくらいの最高級のものがたくさん出てきたのだ。
このネギを量産できることを狙ってやってきたのだけれど
まだやりかたにコツが必要なのがわかった。
それでもまとまって出来てくるということは
その条件がそろいさえすれば、こううゆうのを量産できる。
肥料食いと言われるネギを
無肥料無農薬でこの姿で生産するという
しかも大量にという目標にまた近づいた。
ピュアリィの西岡店長が近くに集荷に来ていたので
畑に来いよって呼んだ。
3年前肥毒抜きが済んだと思って野菜を始めた時のことを思い出す。
2年以上もかけて肥毒抜きをやり、もう大丈夫と取りかかった野菜。
虫だらけで、まともに育たない状態で
泣きそうになってたあの頃。
西岡君と相棒とで、もう大丈夫だ、ドンドン野菜を作るぞ!って・・・
それが散々な状態で、
野菜は作れないかも・・・って気持ちが萎えてた。
生産物が出来ないということは生活に直面し
苦しい状態を強いられる。
悔しさの中
どうしてもやりたいという気持ち、やれるひとがいて自分にできないはずはないと思う気持ち
折れそうになる自分を奮い立たせて
今までやってきた。
それを一生懸命売って支えてくれた西岡君と、今を共有したかった。
畑に来た西岡君にネギを見せ持たせると
なんとも感慨深い顔をした。
来てよかったって言った。
始めた当初から我が家の挑戦を見てきていたからこそ解るのだ。
嬉しくてね・・・・
帰ったら一番に食べてみますって言ってたな。
もはや美味いことは解っているのだが、その言葉は良く判るよ。
うん
それで思いは伝わるのさ。
この感激できる瞬間の為にやってきたんだから。
そしてそれを買ってもらう人に伝えたいからなのだ。
ここで止まっているわけにはいかない。
もう次に向かう気持ちでいるのだが
この瞬間は少し味わっていたいんだよ。

元田味噌であえたネギを食った。
お袋が作ってくれた。
こんなに美味い食事はそうそうに無いぞ〜〜

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